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「ビジネスモデルを聞いて、ワクワクした。」前例のない再生医療ベンチャーの創業に参画した理由とは。【Our Voice Vol.13 田積 俊介】

セルソースには「すべての人生に自由を 医療に革命を」というミッションの下に、多種多様で魅力的なメンバーが集結しています。

そんなセルソースのメンバーにインタビューしていく「Our Voice」。第13弾は、製造部・生産技術チームの田積 俊介さんです。

創業時に入社してから今日まで、約8年間セルソースを支え続けてきた田積さん。そんな彼に、これまでの経験や現在の業務内容、今後の目標について伺いました。

田積 俊介|Shunsuke Tazumi
セルソース株式会社 再生医療本部 製造部 生産技術チーム

大学院博士課程を修了後、営業職として組織培養用培地メーカーへ就職。その後、セルソースの創業に参画。研究開発・営業職・製造を経て、現在は生産技術・研究開発業務を担当している。

社会人生活のスタートは営業職

ーー大学ではどんな研究をされていたのですか。

大学では生命科学、大学院では発生生物学の分野で研究を行っていました。発生生物学は、「受精卵という1つの細胞が体全体を作り上げていく仕組み」を解明しようとする学問で、再生医療とも繋がりの深い分野です。

ーー研究の面白いところはどんなところにあるのでしょうか。

一言でいうと「課題を解決していくところ」です。

分かっていない事に対して仮説を立て、その検証方法を考え、実験してみる。どの過程も自分にとっては楽しくて没頭できます。仮説や検証方法に絶妙なアイデアを思い付いた時の高揚感はとても強いですね。

もともと好奇心や探求心が強いこともあり、このプロセスを必要とする研究が自分に合っているのだと思います。

ーー大学院修了後は営業職として働いていたそうですね。

当時は博士課程を修了した後は、大学に残ってポストドクターになろうと思っていました。研究が楽しかったのでこれからも続けていきたいなって。でも、周囲からは「いい加減に会社に就職しなさい!」って言われてしまい(苦笑)。

当時は企業で研究を行うことにあまり魅力を感じられず、どうしようか悩んでいた時に、友人から営業職を薦められて挑戦してみることにしました。

そして、大学で研究していた内容とも親和性が高い、組織培養用の培地メーカーへ就職しました。

研究を通して学んだ生物学の知識を生かして、お客さまと専門的な話ができたことはとても良い経験になりましたし、研究だけでは得られなかったであろう多くの経験ができたと思います。とても勉強になりました。

セルソースで「また研究をやりたい」

ーーセルソースに転職を決めた理由は何ですか。

ご縁があって裙本さん(当社社長)にお会いし、直接「一緒に会社を立ち上げよう」と誘ってもらったことがきっかけです。裙本さんからビジネスモデルを聞いた時に「これは必ずうまくいく」と非常にワクワクしたのを覚えています。

営業の仕事も楽しかったのですが、自分の中で「また研究をやりたい」という気持ちが芽生えていたこともあり、入社を即決しました。

ーー入社から現在に至るまで、どのような業務をされてきたのでしょうか。

入社後しばらくは、当社の主力サービスであるPFC-FD™の製造業務を行いながら品質改善に取り組み、研究や実験もしていました。

実際に製造に携わる中で改善点が次々と浮かんできて、そしてその思いついたことは即実行に移していきました。やることは沢山ありましたが、毎日が楽しくて、充実した日々を過ごしていました。

創業当初、営業は裙本さん含め数人しかいなくて、私も2~3年間ほど営業をやったりもしていました。

会社の成長とともに営業組織が出来て、製造・研究開発部隊に戻った後、現在は生産技術チームに籍を置いています。

ーー生産技術チームではどのような業務を行っているのですか

生産技術チームでは、より品質の高い製品を効率的に製造するための改善業務や、既存サービスの品質向上、新規案件の研究開発等の業務を行っています。

その中の幾つかのプロジェクトを担当していますが、メイン業務はエクソソームの研究開発です。

ーー業務のやりがいは何ですか。

再生医療のパイオニア企業として「再生医療を社会に広めること」に貢献できていることです。それは入社当時からずっと変わりません。

あとは、大好きな実験を仕事にできていることもやりがいに繋がっています。良い研究結果が出ると楽しいですし、プロダクトリリースに携われることにも魅力を感じています。

創業当初からずっと変わらないセルソースのカルチャー

ーーセルソースの好きなところを教えてください。

立場や年齢に関係なく、活発な意見交換が出来ることです。前職は新卒入社ということもあり、自分の意見を発する機会が中々ありませんでした。その分、セルソースに入社してみて、そのフラットな関係性にとても驚きました。

セルソースは経営陣との距離も近く、どんな人でも自分の意見にしっかりと耳を傾けてくれてアドバイスをくれます。そういったフラットなコミュニケーションが取れるからこそ、皆が納得感をもって働けていると思います。

最近入社した人も「セルソースは自分の考えを聞いてくれる風土がある」と言っていました。こういう文化が創業当初から変わっていないのは本当に嬉しいですね。

ーーセルソースで働く上で大切にしていることはありますか。

セルソースのかつてのスローガンの一つである「それは真に必要か。」という考え方です(現在は『セルソース思考22』 の「Only Must 真に必要なことだけをやる」)。

よく考えると無駄なことって沢山あると思うんです。ただ「無駄を削ぎ落として本質を捉えることは大切だ」と頭では分かっていても、実際やってみるのは非常に難しいことです。

その中で、裙本さんの「社会課題の解決に向けて再生医療を広めるために、本質を突き詰めていく姿勢」は尊敬しているし、自分自身もその考え方には共感していて、日々の業務でも大切にしています。

ーー最後に、今後に向けて一言お願いします。

この8年間で、ある程度セルソースの成長に貢献出来た気がしますが、自分にはまだまだ課題が沢山あると思います。謙虚になっていないと成長は止まってしまうので、この気持ちを忘れずにいたいですね。

「Only Must」を考えながら、自分が真にやるべきことを実行し、これからもセルソースとともに成長していきたいと思っています。


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