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「1人でも多くの方のQOL向上に貢献したい」。新卒入社から2年を振り返って。【Our Voice Vol.18 松尾 拓】

セルソースには「すべての人生に自由を 医療に革命を」というミッションの下に、多種多様で魅力的なメンバーが集結しています。

そんなセルソースのメンバーにインタビューしていく「Our Voice」。第18弾は、CPC本部 製造部 細胞培養チーム長の松尾 拓さんです。

2022年に新卒社員として入社した松尾さん。入社後丸2年を迎える彼に、セルソースに入るまでのエピソードや現在の業務、今後の抱負についてお伺いしました。

松尾 拓|Taku Matsuo
CPC本部 製造部  細胞培養チーム長

大学院を卒業後、2022年春にセルソースへ新卒入社。入社以来、脂肪由来幹細胞(ASC)の製造を担当している。

不思議な縁を感じて入社を決意

――学生時代はどんなことを学んでいたのですか。

中高校生の頃から理科の分野に興味を持ち、勉強していて面白いなと感じていました。

中でも生物学や生命科学に強く興味を惹かれ、大学では生命科学を専攻し、再生医療を含む医学全般を学びました。

その後、大学院に進学し抗がん剤の研究等をしていく中で、元々持っていた「人の健康に貢献したい」という思いが強くなり、将来は製薬会社で研究ができたらいいなと考えていました。

――セルソースのことはどこで知ったのですか。

僕の就職活動期間中はちょうど東京オリンピックの時期だったので、高校時代にやっていたフェンシングの試合を特に観ていました。日本は男子エペ団体で初の金メダルを獲得するなど大活躍していて、久しぶりにみると「やっぱり面白いな」と思いました。

それからフェンシングの動画を見るようになり、少し上の世代のプロ選手である野口凌平(*)さんを知りました。その野口さんの所属先がセルソースだったんです。

社名に含まれる「セル(Cell)」という文字から、当時研究していた分野に関連するのではと思い調べてみたところ、再生医療関連の事業を行っている会社ですごく勢いのある会社だと知り、興味を持ちました。

*=当時は選手としてセルソースに所属。現在は営業担当として活躍中。

――セルソースに就職を決めた理由を教えてください。

別の企業から内定をいただいたタイミングで就職活動自体ストップしていましたが、「本当にその会社でいいのか」と迷ってもいました。そこでせっかく興味を持ったセルソースを受けてみることを決め、有難いことに内定を貰うことができました。

事業内容や会社の勢いに魅力を感じたのはもちろんですが、セルソースを知ったきっかけから「不思議な縁」を感じていたこと、さらに学生時代からの「人の健康に貢献したい」という思いをダイレクトに叶えられる可能性を強く感じたので、入社を決意しました。

緊張感のある業務の中で感じる、やりがい

――松尾さんの業務を教えてください。

入社から現在まで、細胞培養業務が中心です。

入社後、日々先輩方からの指導を受け、半年後には培養プロセスの一部を任せて貰えるようになり、2年目になる頃には、全フェーズの培養業務ができるようになりました。細胞培養自体は学生のときからやってきていたので手順が大きく変わることはなかったのですが、患者さまの大切な細胞をお預かりしているので、責任感と緊張感を持ちながら日々の業務を行っています。

――仕事で心がけていることはありますか。

一般的ではありますが「報告・連絡・相談」は徹底していますね。もちろん自分自身でどうするべきかを考えますが、どんな些細なことでも上長やメンバーには正確に報告・共有を行い、相談することを忘れずに行っています。

これまでお話した通り、我々が加工する細胞は患者さまの体からいただいている大切なものです。そのため、医療に携わる者として当然のことではありますが、一つひとつの作業を丁寧に行うことを大切にしています。

――どんな時にやりがいを感じますか。

営業の方を通じて、医師や患者さまからの感謝の声を間接的に聞いたとき、この仕事をやっていて良かったなと思いますね。

また、2023年5月に当社がメディカルサポートしている川崎フロンターレの試合を観戦する機会がありました。我々のサービスが貢献する形で競技復帰した選手の試合を生で観ると「自分たちが行っている業務がアスリートの人たちの競技生活を支えてるんだ」という実感が湧き、グッときました。

2年目で10人以上をまとめるチームのリーダーに

――第8期の全社集会では、「One Step Forward賞(若手として一歩成長した人に送られる賞)」を受賞されましたよね!おめでとうございます!受賞した時はどんな気持ちでしたか。

自分がこれまでやってきたことを評価していただけたということがすごく嬉しかったです!これからも会社や患者さまの健康の為に努力していきたいと思いました。

また、同期入社の成田くん(営業本部所属)と同時に受賞できたことも感慨深かったです。彼が入社早々活躍していることを様々な場面で見聞きしていたので、そんな彼と同時に受賞できたことは、凄く刺激になりました。

――第9期からチームリーダーに就かれたと思いますが、何かご自身の中で変わったことはありますか。

リーダーになってからはこれまでより更に視座が上がったと思います。リーダーとして、自分たちのチームが「会社から何を求められているのか」を理解し、どう実現するかを考えるようになりました。

これまで通り培養業務も行いながらなので、リーダー業務との両立が今は大変ですが、「自分の判断でチームを動かしていかなくてはならない」という責任感を持って働くことは凄く面白くて、充実感があります。

より幅広い貢献を目指して

松尾さんの手作りカレー

――松尾さんの趣味を教えてください。

食べたり飲んだりすることが好きなので、休みの日は1人でもお酒を飲みに行ったりしますね。

あとは、最近はできていないんですけど、スパイスからカレーのルーを作ったりもします。

――最後に、今後の目標を教えてください。

入社したときから変わらない気持ちではありますが、脂肪由来幹細胞(ASC療法)という製品を通じて、1人でも多くの方のQOL向上に貢献できるように、安全で高品質な製品を患者様にお届けしていきたいと思っています。

そのためには、チームのレベルアップは欠かせないポイントになるので、今期はチーム長としてメンバーと共に成長していきたいと思っています。

また、将来的には今行っている業務にとらわれず、様々なチャレンジをして経験を積み、新規事業開発等、0から1を生み出すような業務にもチャレンジしていきたいです。