セルソースのロゴが、新しくなりました。そのリニューアルの舞台裏をご紹介します。
セルソースは本日、新しいコーポレートロゴを発表しました。リニューアルを手がけたのは、社内のクリエイティブチームであるデザイン戦略部。
このnoteでは、リニューアルした背景や新ロゴに込めた想いをご紹介します。
なぜリニューアルしたのか
2022年12月、セルソース独自の経営手法である「HSF経営」と、Purpose、Mission、Values(以下PMV)を公表しました。この2つをコーポレートロゴにも反映することで、企業として目指す未来を可視化するとともに、進化=深化を続ける姿を示したいと考えました。
また、事業の拡大に伴って新メンバーも急増。ここからさらに新しい価値を生み出していくためにも、改めてメンバー全員が同じ方向を向く必要があることから、ロゴのリニューアルを行いました。
どのようにリニューアルしたか
では具体的にどのようなプロセスを経て、新ロゴができあがったのか。順番にご説明します。
シンプル&ミニマルであること
まず、近年の企業ロゴのトレンドを調査しました。そうすると、年ごとにトレンドが変化するなか、「シンプル」かつ「ミニマル」であることが共通点として見えてきました。
これは、デジタルツールを使ったコミュニケーションが増えたことにより、さまざまなデバイスに対応する必要があることが一因だと考えられます。
また、セルソースのロゴを他企業のロゴと並べて表示したときに、どのように見え、どのような印象を受けるのか。従来のロゴの良いところや改善すべき点をチーム内で議論し、方向性を探りました。
リニューアルの3つの方向性
ひと口にリニューアルすると言っても、その方法はさまざま。大きく分けて3つ方向性を考えました。
①これまでのロゴをベースに磨き上げる
②全く新しいロゴをつくる
③タイポグラフィのみで構成する
今回のリニューアルの目的は、ブランドを全く新しくすることではなく、セルソースの進化=深化を表現すること。
これを踏まえて考えると、②全く新しいロゴをつくる、または、③タイポグラフィのみで構成するとした場合、ブランドイメージを一新できる反面、これまで積み重ねてきたものまでリセットされかねません。
今回はあくまでも、セルソースらしさが感じられるアップデートであることが大切だと考え、①これまでのロゴをベースに磨き上げるという方向性に定めました。
新ロゴのコンセプト
新ロゴのコンセプトを整理すると、次のようになります。
こうした想いのもと生まれた新しいロゴがこちらです。
新ロゴを構成する3つの要素
新しいロゴは、①シンボルマーク、②カラー、③タイポグラフィの3つの要素で構成されています。
①シンボルマーク
まずは象徴的なシンボルマーク。CellSourceの「C」と「S」の文字を組み合わせたもので、これまでのロゴのイメージを受け継ぐ大きな要素です。
CのバランスやS字のラインの太さなど、細部にわたって調整。検討に検討を重ねて、このフォルムが完成しました。
さらに、U字磁石に見えるこのフォルムには、「人を惹きつける求心力」や「人と人の強いつながり」という意味が込められています。
未来を変える魅力的な仲間が集まるコミュニティでありたいという想いや、すべての起点を「人」と捉えるという、HSF経営の「H:Human」を強く表現するものです。
②カラー
続いて、カラーです。セルソースのブランドカラー「セルソースグリーン」に加えて、新たに「インフィニティブルー」と「フリーダムホワイト」を設定しました。この3色でHSF経営とPMVを表現しています。
「セルソースグリーン」は、FutureとPurposeを表現する色。「セルソースが創る未来」を表し、「人が集い・憩う、緑豊かな公園のように、人や社会に癒しを与えるようなオアシスのような組織を目指す」という想いが込められています。
「インフィニティブルー」は、SocialとMissionを表現する色。私たちを取り巻く社会、影響を与えていく社会(=地球)を意味する、持続可能な社会を表したカラーです。
「フリーダムホワイト」は、HumanとValuesを表現する色。揺るがない意志を持ち、何者(=何色)にでもなれるセルソースのメンバー自身を意味する、可能性に満ちたカラーです。
さらに今回、新たにグラデーションを設定。グラデーションの色の変化で、セルソースがより良い未来に変えるさま=Change Our Futureを表現しています。
③タイポグラフィ
最後の要素は、タイポグラフィです。ベースとなっているのは、フランス語で「未来」を意味するフォント「Avenir」をリファインした「Avenir Next」。これをセルソースらしいフォルムに最適化したオリジナルフォントで組むことによって、「“Avenir=未来”を変える」を表現しています。
ウエイトについては、従来は細く精緻なイメージでしたが、新ロゴでは、力強さとスマートさを兼ね備えた太さを採用しました。これは機能面でのアップデートでもあり、小さく表示する場合でもしっかりと視認性を確保できるという狙いもあります。
また、ロゴで使用しているタイポグラフィだけでなく、オリジナルフォントも制作。今後、新ロゴとあわせて使用していきます。
コーポレートロゴの歴史
最後にロゴの歴史をご紹介します。実は、今回のもので3代目。こうして並べてみると、その進化を感じていただけると思います。初期の頃はギリシア神話で医療を司る神とされるへびつかい座をモチーフに、ブルーを基調としたものでした。
新ロゴに用いられているインフィニティブルーは、実はこの初代ロゴからインスピレーションを受けたもの。創業時の想いもしっかりと受け継いでいます。
今後、セルソースに関連するビジュアルやツール類は、新ロゴとオリジナルフォントを用いて表現し、ブランドとしての統一感を図っていきます。
新しいロゴとともに気持ちも新たにして、セルソースは一歩、先へ。「医療に革命を起こし、未来を変える」ために、これからも社会課題を解決する価値を生み出してまいります。
Change Our Future
セルソースは、進み続けます。
この記事を書いた人