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多面的な視点を持ち、内側から事業をサポートする立場へ。営業からHRへ異動した思いとは。【Our Voice Vol.21 高山 友里那】

セルソースには「すべての人生に自由を 医療に革命を」というミッションの下に、多種多様で魅力的なメンバーが集結しています。

そんなセルソースのメンバーにインタビューしていく「Our Voice」。第21弾は、人事領域を担うHR戦略部の高山 友里那さんです。

高山さんは2019年に営業職として入社し約4年活躍した後、2023年にHR戦略部へ異動しました。

インタビューでは、営業での経験やHR戦略部へ異動した理由等を伺いました。

高山 友里那|Yurina Takayama
所属:経営企画本部 HR戦略部
 
2014年、新卒でアストラゼネカ株式会社へ入社し、MRとして5年弱勤務。2019年1月にセルソースへ営業職として入社し、全国の医療機関を回り、新規契約や既契約先に対するカスタマーサクセスを担当。2023年にHR戦略部に異動し、現在は採用や人材育成を担う。

「どうやって売るか」ではなく「どんな価値を届けられるか」

ーーセルソースに入るまでの経歴を教えてください。

大学では薬学部に入り、薬剤師の資格を取得しました。そして、新卒でアストラゼネカ株式会社へMRとして入社しました。

約5年MRとして働きましたが、同じ作用機序の薬が沢山存在する中で、自社製品の差別化を図ることに難しさを感じていました。どうしても頻回訪問に注力することになってしまい、医療機関に対して本来届けるべき価値を届けられていないような気がしていたのです。

そんな時、アストラゼネカからセルソースに転職した元同僚から「一緒に働かないか?」と声をかけられ、一度話を聞いてみることにしたんです。

ーー当時セルソースは上場前でしたし、大企業からベンチャーに転職することに不安はありませんでしたか。

正直、不安はありました。ただ、セルソースが取り扱うのは医薬品ではなく、医療機関様よりお預かりした患者様の細胞等の「加工受託サービス」であり、これまでにない新しいサービスの営業活動を担当できることに、ワクワク感もありました。

更に、裙本さん(当社CXO)と面談した際、自分が感じていた「医療機関に対して価値を届けられてない」という悩みを話した時「それ、絶対ウチでは出来るよ!」と言い切られたことで不安が薄れました。「ここまで言い切ってくれるんだったら信頼できる」と思い、入社を決意しました。

ーー大企業からベンチャー企業に入って、感じたギャップはありますか。

MRの時は、凄く整った環境に自分は置かれていたんだ、ということを改めて感じました。

契約書ひとつとってもそうですが、前職では法務部門が確認したものをそのまま医療機関様と取り交わすだけでした。でもセルソースに入ったら、契約書を修正するのであれば「具体的にどのような文言に変更をするのか」「どんなリスクがあるのか」等を、ある程度自分で調べたり考えたりしなければなりません。

最初は抵抗感を抱きましたし、凄く難しさを感じました。でも、そうやって考えながら行動するようになったからこそ、段々と物事を網羅的に理解できるようになったと思います。自分にはこの環境の方が合っているなと感じました。

ーー営業職での約4年間はどんな働き方でしたか。

入社当時は今のように営業担当も多くはなかったので、本当に全国を飛び回っていました。それこそ、北海道にいた翌日には九州にいたり。

大変さはありましたが、楽しかったです。地域によってもドクターの考え方が違うんですよ。地域特性等も踏まえながら「このドクターはどんな情報に価値を感じてくれるだろうか」と考えるのは楽しかったです。

セルソースの営業職では「どうやって売るか」ではなく「この医療機関が何に困っているのか?私たちはどんな価値を提供できるか?」と考えながら、ドクターと密にコミュニケーションをとることができました。

そうしたドクターとの関わり方の変化から、頻回訪問をしなくとも会社や自分のことをしっかり覚えてもらえるようになりました。また、自身の提案したことでドクターや患者様から喜びの声をいただけるようになり、その度に転職を考えた理由である「価値を届けられていない」という悩みが解決されていきました。

営業からHRへ

ーー営業からHRへ異動を希望されたのは何故ですか。

営業しかやってこなかったので、ものの考え方が一面に偏っていると感じたことが大きいです。例えば、製品を出荷するときに営業側が重視するのは「そこに求めている医療機関様、そしてその先に患者様がいるか」です。でも、品質保証側が重視するのは「その製品の品質が保証できるか」です。

どちらも患者様のことを考えた最もな意見だと思います。ただ、そこを通訳できる人がいればもっと事業が円滑に進むのにな、と思っていました。そうやって多面的な視点から会社の中身を知りたいという思いが強くなり、営業ではない職種への異動を希望しました。

また、MR職出身でセルソースの営業に転職した人は、私もそうだったように「整った環境」を無意識的に想像する人も多いです。自分で考え、作り上げていかなければいけないことも多いため、入社した後に抵抗感を示す人もいました。

私のようにこの環境が合っていると感じる人とそうではない人がいると思うので、採用の時にそういった会社の文化を伝えることによって、ミスマッチが減ると思いました。それが、私がHR戦略部に行きたいと思った理由です。

ーー転職という選択肢もあったかと思いますが、会社内での異動を希望されたのですね。

セルソースという企業に魅力を感じていたので、社内でポジションがあるなら残りたいと思いました。やはり「再生医療」って夢があると思うんです。

私が入社した頃、当社の加工受託サービスは「膝」に対する治療だけに活用されていましたが、そこからスポーツ傷害、乳房再建、美容、不妊治療等に活用され、サービスが広がっていることを営業として実感していました。セルソースが医療の未来を変えられるのではという期待もあったので、転職はしませんでした。

小さな変化も素早く気づけるように

ーー現在HR戦略部ではどんな業務をされているのですか。

HR戦略部では担当者が各部門に専属でつき、その部門の「人」に関する悩みを解決していく仕組みを採用しており、私もいくつかの部署を担当しています。

具体的には、採用、研修・トレーニング、社員面談、社内イベントの企画立案から運営まで「人」に関する幅広い業務を行っています。

ーー仕事で意識していることを教えてください。

自分から積極的にコミュニケーションをとることを意識しています。

社内の人に何か変化があったとき、それに気づくことが難しい場合があります。でも、普段からコミュニケーションをとっていると、ちょっとした違和感に気づいたり、相手から相談して貰ったりすることが増えるように感じています。小さな変化にも早く気づけるように、自分から積極的にコミュニケーションをとり、話しかけてもらいやすい環境を作ることを意識しています。

ーー高山さんの趣味を教えてください。

スキューバダイビングです。年に2回ぐらい、ほとんど沖縄に行って潜っています。それだけ聞くとアクティブかもしれませんが、それ以外の休みの時は本当にずっと一日中家でゴロゴロしています。家にいるときは完全にOFFで何も考えたくないんです(笑)。

スキューバダイビング中の高山さん

ーー今後の目標はありますか。

「経年美化」という言葉があります。革製品を使っていくと色がいい感じに変わっていく、そういうことをいうらしいです。革製品も、使っていかないと美化していかないんですよ。私も積極的に色んな経験を積み、深みのある考え方を持って、いい年齢の重ね方をしていきたいなと思っています。

そうして得た知識や経験を基に、悩んでいるメンバーの相談にのってアドバイスしていけたらいいなと思います。これまでの経験を活かして、多面的な視点を持ち、会社の内側から事業に貢献していきたいです。


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