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胚培養士から再生医療ベンチャーへ。「心から楽しいと思える仕事に出会えた。」【Our Voice Vol.10 杉本 瑞紀】

セルソースには「すべての人生に自由を 医療に革命を」というミッションの下に、多種多様で魅力的なメンバーが集結しています。

そんなセルソースのメンバーにインタビューしていく「Our Voice」。第10弾は、製造部の杉本 瑞紀さんです。

日々明るく活き活きと働く彼女に、セルソースに入るまでの経緯や、仕事のモチベーションについて伺いました。

杉本 瑞紀|Mizuki Sugimoto
 
セルソース株式会社 再生医療本部 製造部 生産技術チーム
大学卒業後、胚培養士として不妊治療専門クリニックに就職。その後、別業種の営業職を経験した後、2022年3月セルソースへ入社。血液加工受託サービス「PFC-FD™」の製造チームリーダーとして、10人を超えるメンバーをまとめてきた。7月より加工受託サービスの高度化を図る「生産技術チーム」へ異動。

生命の誕生に貢献できる、「胚培養士」という仕事

――杉本さんの経歴を教えてください。
 
高校時代に進路を考えた時に「胚培養士になりたい」と思い、胚培養士になるための知識や技術を習得できる近畿大学に入学しました。少し珍しい選択だと思いますが、これには理由があります。
 
私が小学生の時に母が難病を患ったのですが、根本的な治療法がない中で少しずつ症状が悪化していく姿をずっと傍で見ていました。病気になっている本人も苦しいと思いますし、そんな姿を見ながら傍で支えることしかできない自分も辛くて…。
 
そんな環境の中で将来を考えた時に「病気や身体のことで悩んでいる人を技術をもって直接サポートする仕事がしたい」と思い、色々調べていたところ「胚培養士」という職業を見つけました。
 
不妊症について知っていくうちに「赤ちゃんができなくて悩んでいる方のサポートがしたい」と、胚培養士を志しました。
 
――大学卒業後は胚培養士として働いたのですか。
 
卒業後は不妊治療専門クリニックで胚培養士として約1年勤務し、不妊症の検査や凍結、採卵の補助などを行っていました。生命の誕生に携われる仕事に非常にやりがいを感じながら働くことができ、自分にとっては本当に天職だと思っていました。
 
しかし業務以外の部分で悩むことがあり、環境を変えてみた方がいいのかもしれないと思うようになり、思い切って転職したんです。
 
転職先は「外国人技能実習生」に関わる事業を行っている会社で、私は営業職に就きました。企業や外国人実習生と定期的に面談を行い、実習が円滑に進むようにサポートする業務でしたね。
 
――思い切った転職でしたね。そこからどういった経緯でセルソースに転職したのですか。
 
営業職に就いて3年が経った頃、なんとなく「自分は営業に向いていないんじゃないか」と悩むようになりました。仕事での悩みを大学時代の友人に相談していたところ、大学で一緒に研究をしていた先輩がセルソースで勤務していることを聞き、久しぶりに連絡を取ってみることになったのです。
 
そこでセルソースの事業内容を聞き、とても面白そうだなと興味を持ち、面談をさせていただくことになりました。
 
セルソースには細胞や血液の加工受託サービスがあり、整形外科領域の治療の他、不妊治療や乳房再建にも応用されていることを知り、会社の可能性にとても魅力を感じました。
 
面談では詳しい業務内容や社内の雰囲気等、色々と質問させてもらいました。面談をしてくれた方が、私のこれまでの経験も親身に聞いて下さったのが印象的で、とても心が和らいだのを覚えています。
 
ビジネスの成長と患者様のQOL向上を同時に実現しているセルソースへの興味が増し、自然と「ここで働きたい!」と思い、転職しました。

セルソースに根付く誠実なマインド

ーー杉本さんが仕事をする上で大事にしていることは何ですか。
 
製造業務においては常に集中力をもって、医療機関の先にいる患者さまのことを意識しながら一つひとつ丁寧な作業を心がけています。
 
毎日の経験で身体が製造工程を覚えており、ちょっとした「違和感」にも気が付くようになりました。私はその「違和感」をとても大切にしているんです。「いつもと違うことが無いか」、「正しく製造が進んでいるか」を常に注意深く観察しています。
 
――職場はどんな雰囲気ですか。
 
製造チームはみんな真面目で、作業中はとても真剣に取り組んでいますが、クリーンルームから出れば面白い方ばかりで、とても明るい雰囲気です。
 
会社全体でいうと、とても前向きな方が多いなと思います。そのため、いつでも建設的な意見交換が出来ます。普通のことかもしれませんが、当然のように実行できるのが凄いなと思います。
 
また、患者様のことをしっかり考えている誠実なマインドが全員に根付いているように感じます。それは、社長である裙本さんが価値観を言語化して、いつも社内で発信してくれているからだと思います。
 
実際、裙本さんの考え方や価値観に共感して集まっている人が多く、自然とそのような雰囲気が生まれていると感じます。
 
そのような環境の中で働いていて、「仕事が楽しい」と思える自分がいることに自分自身驚いています。それまで、自分は「働くこと」自体向いていないのではないかと悩んだこともあり、仕事は生活をするための作業として割り切っている部分がありました。
 
今こうしてやりがいを感じながら、居心地よく働くことができて本当に嬉しいです。

ーー杉本さんの今後の目標を教えてください。
 
この7月に、製造チームから既存サービスの高度化を担う生産技術チームへ異動しました。
 
これまで血液加工部門のチームリーダーとして、毎日丁寧な製造を心がけてきました。今後はその経験を活かしながら、技術面からのサービス品質向上に力を注いでいきたいと思います。
 
また不妊治療領域においては、元胚培養士としてやはり特別な思いがあります。これまでの知見を活かしながら、日本の少子化問題の解決に取り組んでいきたいです。


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