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フリーランスからインハウスデザイナーに。「中」で働くからこそ、得られる刺激と思考の広がりとは。【Our Voice Vol.3 大熊 宏】

セルソースには「すべての人生に、再生医療を。」というミッションの下に、多種多様なメンバーが集結しています。
 
そんなセルソースの社員にインタビューしていく「Our Voice」。
第3弾は、デザイン戦略部長の大熊 宏さんです。
 
セルソースのインハウスデザイナーの1人目として2018年に入社して以来、セルソースに関わるさまざまなデザインを手がけてこられました。
 
「セルソースでは常に刺激を受けている」と言う大熊さん。そこには、常に受け手のことを想像しながら、仲間へのリスペクトを持って仕事に向き合う姿勢がありました。

大熊 宏|Hiroshi Okuma
セルソース株式会社 デザイン戦略部長

フリーランス時代の仕事として、セルソースのオリジナル化粧品ブランド「Signalift」関連のデザインを手がけていたことが縁で、2018年11月に正社員として入社。入社後は「Signalift」関連のデザインに留まらず、学会のポスター、医療機関にお届けする製品のパッケージ、決算説明資料など、事業活動に関わるあらゆるデザインに関わっている。

ミッションに共感し、感情で動いた

ーーまず、セルソース入社までの経緯を教えてください。
 
デザインの専門学校を卒業した後、不動産の営業をしていました。その後広告代理店の営業に移ったものの、更に制作部に異動になり、そこでデザインの仕事を始めました。
 
その後は、制作会社を任されて経営していたり、西麻布のバーの店長をやったり、デザイン事務所で働いたり、、、いろいろやりましたね。フリーランスで受託していた仕事の中に「Signalift」(セルソースのオリジナル化粧品ブランド)のデザインがあり、続けていたのですが、ある時に化粧品の部署の方から「そろそろ正社員としてどうですか。」と声をかけてもらい、セルソースに入社しました。
 
ーーセルソースに入社した決め手は何だったのでしょうか。
 
デザインの仕事をしていると「多様なものに触れたい」という思いが絶えずあります。なので、セルソースに入社したら一つのことしかできなくなるのでは、という不安はありました。
 
ただ、上場準備中、というところに興味が湧きました。中々人生で上場する瞬間を経験出来ることは無いと思います。「そのチャンスがあるのにみすみす逃すのはもったいない」と感じたのが一つ。
 
あとは、デザイン事務所で働いていると一気通貫でできる仕事って、なかなか無いんです。以前より「誰に、何を届けるために、どういったデザインにして、その結果どんな効果があったのか」を知りたいと思っていました。セルソースのような事業会社に入れば、その一連の流れに触れながら制作ができるんじゃないか、と思ったことも大きいですね。
 
あとは、「すべての人生に、再生医療を。」というコピーにグッときたこと。これが最終的な決め手になりました。感情で動くタイプなので。
 
ーー実際に上場を経験してどうでした?
 
経験できてよかったですし、あの時の決断は間違ってなかったと思えました。ただ、欲を言えば、鐘を鳴らしたかった・・・(笑)。
 
あと、上場したとき、みんなの意識が凄く変わった感じがしましたね。向いている方向がちゃんとしたというか。会社にとってとても重要なタイミング、イベントだったと思います。
 
ーー入社してからのギャップはありますか。
 
僕は制作側の人間に囲まれて長く働いていたので、そうではない人たちの中でぽつん、と一人で作るというのは、最初はすごく違和感がありました。
 
だからこそコーポレートデザインを統一すること、社内でのデザイン発注のルール化等、皆さんの意識をどうやってこちらに向け、解決できるのかを考え、少しずつですが丁寧に整えてこれたのかなと思います。

違う角度からの視点に、日々刺激を受ける

ーーインハウスデザイナーでいることでよかったことは何でしょうか?
 
この会社だからかもしれないけれど、優秀な人たちの中にいて常に刺激があることです。
 
「めっちゃ頭いいな〜」とか思って、ドキドキする(笑)。思考回路がすごいなと、いつも思います。基本的にデザイナーは「誰がどう思い、何を感じるのか?」を起点に考えて発想しているので、思考回路が少し違うんですよね。
 
クリエイティブの人たちに囲まれた環境にいるのと、セルソースのような事業会社にいるのとでは、全く違う刺激を受けます。比べる必要も、戦う必要もないけれど、皆さんのことをすごくリスペクトできる。
 
そういう環境にいると考えの幅は広がるし、いろんなことを吸収できる。そういう面でも、セルソースに入社をしたのは良い決断だったなと思います。

ーーセルソースでの仕事のやりがいを教えてください。
 
日々アップデートされていく契約数は、痛みが軽減したり、子供を授かったり、キレイになったりした人の数と同義だと思っています。

そんな人を一人でも多く増やして良い方向へ導けるよう、思考からアウトプットまで一貫して行い、クリエイティブや仕組みを開発できることですかね。この環境は他ではなかなか手に入れられないと思うので、僕にとって、セルソースはとても大事な場所です。

こんな顔してくれるのなら、頑張ろう

ーー社員にとって大熊さんといえば「帽子」ですが、帽子を被ったキッカケを教えてください。
 
実は、今までは勤務中に帽子を被っていたことは一回も無いんですよ(笑)。
 
セルソースに入った初日は一応セットアップで来たのですが、カジュアルな服装でも大丈夫そうだなと思って、次の日からずっと帽子を被っています。
 
その理由も、頭をセットするのが面倒くさいから、帽子がルーティンになれば、やらなくて済むなというだけ、ものぐさなだけです(笑)。
 
ーー大熊さんの趣味を教えてください。
 
最近は物に対する執着があまりなくなってきて、体験できること、音楽LIVEやアート鑑賞、食事が趣味になってきました。

去年Netflixで、名前だけ知っていて観たことがなかった『美味しんぼ』を観たのですが、それで「世界一おいしいレストラン」が伊勢志摩にあると知り、理由をつけてすぐに行ってきました。『ラ・メール ザ クラシック』というお店なのですが、皆さん銀婚式とか、そういったお祝いでホテルとセットで行かれるようです。
 
そのお店で、一緒に行った奥さんが本当にとても美味しそうな顔をしたんですよ。それを見たときに「あ、これをずっと続けないといけないな」と思いました。義務感とかそういうことではなく、「こんな顔してくれるのなら、たくさん食べさせてあげたいな、頑張ろう」と。

ラ・メール ザ クラシック にて撮影

ーー最後に、セルソースで成し遂げたいことを教えてください。
 
セルソースは、今後も新たなサービスや事業を展開していくと思います。その時に提供される価値の意味や大きさを僕自身がしっかりと理解した上で、世の中に、より活かされるように伝えていきたい
 
これが叶うと社内のメンバーの士気がグッと上がり、仕事へのやりがいにもつながる。その結果、全てのステークホルダーの生活が豊かに変わり、未来はより良くなると思っています。クリエイティブな仕事だからこその角度から、腰を据えて体現していきたいですね。