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新卒入社から2年目で細胞加工部隊のリーダーに。チームづくりの鍵は日々のコミュニケーション。【Our Voice Vol.4 比留間 翔太】

セルソースには「すべての人生に自由を 医療に革命を」というミッションの下に、多種多様で魅力的なメンバーが集結しています。

そんなセルソースのメンバーにインタビューしていく「Our Voice」。
第4弾は、再生医療本部 製造部の比留間 翔太さんです。

「セルソースの皆さんは本当に頑張っている方ばかりなので、日々お疲れ様ですと伝えたい」と真剣な眼差しで語る、優しさに溢れた比留間さん。新卒でセルソースに入社し、現在は脂肪由来幹細胞の製造部隊のリーダーとして活躍されています。インタビューでは、仕事の楽しさや今後の目標について伺いました。

比留間 翔太|Shota Hiruma

セルソース株式会社 再生医療本部 製造部 
大学院を卒業後、2020年4月にセルソースへ入社。現在は、脂肪由来幹細胞(ASC)の製造や、化粧品原料になる培養上清液の製造を担当。10人を超えるチームを纏めながら、日々の業務を遂行している。

本当に「都会」にある、セルソースのラボ

ーー大学卒業後、大学院に進学されたのはどうしてですか。

大学の時にお世話になった研究室の先生方の存在が大きかったです。

その方々はいつも目を輝かせながら、自分達の研究のことをとても楽しそうに話してくれました。そういう姿を見て、「自分が夢中になっていることを、他人に楽しそうに語れるのは素敵だな」と感じたんです。その方々に研究の楽しさを教えてもらい、大学院へ進学しました。

ーーその後の就職活動では、医療系に絞って探されたのでしょうか。

父の具合が悪かった影響もあり、小学生の頃から医療に携わる仕事がしたいと思っていました。ただ当時は血を見るのが恐かったので、「医師ではない職業で医療に関わることが出来ればいいな」くらいに考えていましたね。

僕が応募した頃のセルソースの求人広告には「細胞培養職」に絞った形での募集が書かれていて、ここまで絞った形での募集は珍しかったので、逆に面白そうだなと。大学院の研究室では生物系の細胞分裂の研究をしていたので、これまでの経験を活かしつつ、新しいことにもチャレンジできそうだと感じて応募しました。

ーー入社してみてギャップはありましたか。

特に驚いたのは、渋谷にラボがあることですね。普通の会社は都会から少し離れた、広い土地が確保できる場所にラボを用意するのですが、本当に案内通りにここ(渋谷)でやっていることに驚きました。最初は驚いたものの、本当にセルソースの効率的な考え方が凝縮されていて、今では凄く「セルソースらしい」と感じています。

同じに見える細胞も、皆違う

ーー比留間さんは現在、脂肪由来幹細胞(ASC)の製造業務をされていますが、この仕事ならではの大変さを教えてください。

セルソースの加工受託サービスは、お預かりした患者さまの細胞を用いて完全オーダーメイドで製造しています。そのため研究材料のように、失敗してもまた作ればいい、というわけにはいきません。「絶対に失敗は許されない」という緊張感があることが、この仕事の厳しさであり、またやりがいにも繋がっています。

ーー仕事のどんなところが好きですか。

僕は細胞を見たり触ったりすることが好きな人間なので、日々細胞の様子を顕微鏡で覗いて見る時間が一番ですね。細胞の数、足りてるかな?とか考えながら見ています。

細胞って実はとても個人差があるんですよ。培養がうまく進んでいる細胞は形が均一で、そこから先の培養の進捗も予想がつくのですが、そうでない細胞は普段と違う形や、場合によっては全く見たことのない形に変化します。そういった細胞の変化を日々観察することが楽しいですし、また仕事の成果にも結び付きます。

ーーこれまで仕事をしていて印象的だった出来事は何でしょうか。

一つ挙げるとすれば、現在提携している会社のラボに2週間伺ったことですね。それまでは類似サービスを提供している他の会社のラボに行ったことがなかったので、自分たちの作業と他を比較することがありませんでした。自社以外のラボに入ることは僕にとっては本当に新鮮で、我々の運用を見直す機会にもなり、いい経験でした。

入社2年目でリーダーに。今心がけていること。

ーー新卒で入社して2年目でリーダーのポジションに就かれました。これまでを振り返っていかがですか。

最初の一年は、とにかくあっという間でした。刺激に溢れた一年でしたね。

入社した時は教わってばかりでしたが、メンバーが増え、更には自分が教える立場になり、「チームをまとめる」ということの大変さを実感しています。

ーーチームづくりで比留間さんが意識されていることはありますか。

僕なりに試行錯誤しながらですが、雑談でもいいので毎日メンバーと話すことを心がけています。その中で「あれ、もしかして今日疲れるのかな」とか、そういう変化を気にかけるようにしています。そうやって積極的にコミュニケーションをとることが、結果的に情報の抜け漏れを防ぐことにもつながっていると思います

リーダーとして成長し、より良いチームからサービスを提供したい

ーー比留間さんの趣味は何ですか。

「細胞を見るのが好き」ということに繋がっているかもしれませんが、腕時計の中身を見ることが好きです。歯車が動いているところが見たくなるんですよね。仕組みが知りたいというより、回っているところをずっと見ているだけでいいんです。

あと、植物のお世話をするのが好きです。パキポディウムという、うまく育つと変な花がピューっと咲く多肉植物があり、大事に育てています。友人が先にハマっていて、園芸屋さんで色々と見た際に試しに飼ってみたのがきっかけです。

まだまだ小さいですが、少しずつ育っていく姿を日々見るのが好きです。

左:多肉植物&セダム 右:パキポディウム

ーー最後に、今後セルソースで成し遂げたいこと、目標を教えてください。

入社1年目の時は、ミス無くしっかり業務を行うことに集中していました。今後は、新規事業にも携わり、新たなサービスを社会に提供していきたいです。

また、ASC製造のリーダーとしてもっと成長したいと思っています。現在、ASCの製造部隊は10人を超えていますが、事業の拡大に伴って今後も増える予定であり、新人教育や安全対策はより一層重要になります。

自分がしっかりリーダーシップをとり、タスクやメンバーが増えた上でも業務が上手く回る環境を作り、笑顔溢れる職場から患者様への製品を送り出していきたいです。


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