子育てと仕事を両立しながら、常に自分自身をアップデートさせたい。【Our Voice Vol.5 藤原 江里子】
セルソースには「すべての人生に自由を 医療に革命を」というミッションの下に、多種多様で魅力的なメンバーが集結しています。
そんなセルソースのメンバーにインタビューしていく「Our Voice」。
第5弾は、コーポレート本部 経理部の藤原 江里子さんです。
いつも優しく穏やかに、セルソースのバックオフィスを支えている藤原さん。普段は癒しオーラを放っている彼女ですが、いざ取材を進めると、子育てと仕事をしっかり両立する逞しい母の姿がありました。
親の病気を経験して関心を持った「医療」。セルソースでのリスタートに「縁」を感じた。
ーーセルソースに入社するまでの経緯を教えてください。
大学3年生のときにアルバイトで入った不動産仲介の会社にそのまま就職し、約7年在籍していました。お客様のご案内や事務系のお仕事が中心でしたが、そこで少し経理業務にも触れていました。
不動産業界は入れ替わりが激しく、独立心が強い人も多いので、その影響を受けて徐々に自分も「何かにチャレンジしたい」と思うようになっていきました。そして経理の仕事に触れていく中で、もっと経理の知識を深めたいと思い、転職しました。
転職先では経理部に所属し、本格的に経理業務に携わったのですが、2年ほど働いた頃に田舎の母が病気になり、地元に帰ることになりました。その後、母が回復したと思ったら、次は父が脳梗塞に。そこで2年程、家族と向き合う時間がありましたね。父は自営業を営んでいたので、その諸々をサポートしていました。
父が入院している病院まで、片道2時間半かけて1日置きに母と面会へ訪れていました。
ーー大変な時期でしたね。そこから仕事を再開しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
諸々の整理が落ち着き、そろそろ東京に戻って働こうかなと思っていたら、セルソースに入社した前職の同僚から「一緒に働かない?」と声を掛けてもらったのです。
当時、親の病気のこともあって私自身も医療に関心が向いていました。父の看病をして、病気は「患者本人だけではなく家族の日常も奪ってしまう」ということを、とても実感しました。
「人が病気になることは仕方ないので、医療の発展のために何か自分が出来ることはないだろうか」とぼんやり考えていました。私自身が人を救うことは出来ないけれど、間接的にでも患者さん、そしてその家族の力になれればいいなと思ったのです。
なので、このタイミングで医療関連の会社から誘われたのは凄いご縁だなと感じました。本当にリスタートのタイミングでしたね。
入社する前にセルソースの経理メンバーと食事をしたのですが、とてもいい人たちで、「この人たちと是非一緒に働きたい」と思い、迷わず入社を決めました。
ーー入社してみてギャップはありましたか?
前職は服の色の指定もあるような”キッチリ”とした会社でしたが、セルソースは社長もTシャツで、色んな髪色の方もいて、自由な社風がとても新鮮でした。
私が入社したのは上場前でしたが、雨宮さん(当時 取締役CFO)等のベテランの方たちと肩を並べて、普通に業務をしていました。凄い方々の筈なのに、フラットに接してくれて凄いな、というか、おもしろいなと思いました(笑)。
フレックスタイム制で心に余裕が生まれた
ーー入社した年の10月に会社が上場し、その後間もなく産休に入ることになりましたよね。
セルソース入社後一年経たずに妊娠が発覚して、11月に産休に入りました。10月決算の会社なので、11月なんてとても大変な時期です。正直、心の中で「すみません」と思っていました。
でも部のメンバーは皆、嫌な顔一つせずに送り出してくれました。今でも本当に頭が上がりません。女性が多い職場ということもあってか、会社全体としても理解があり、私もとてもポジティブにお休みをいただくことが出来ました。
ーー復職は迷いませんでしたか?
旦那さんも仕事で出張が多かったので、ワンオペ育児になることは覚悟していました。仕事をやるとなったら、もちろん責任を持ってやらないといけないですし、両立は大変だろうなと。それに、子供が本当に可愛かったので、戻ろうかどうしようか凄く迷いました。
でも、やっぱり戻れる場所があることは有難いことですよね。保育園も良いタイミングで決まったし、「よし、やろう」と。
私は前回の11月から休んでしまったので決算対応が出来なかったけれど、今回は11月から復職することになったので、前回の分も頑張らなきゃ!と気合いが入りました。
ーー復帰して、会社の印象はどうですか。
びっくりしました!1年で、凄く変わっていたので。研修や、セキュリティやシステム、1年の間に凄く整って進化していて、「すごいー!!」と思いました。
ーー実際に育児と仕事を両立してみて、いかがですか。
大変だろうなと構えていましたが、セルソースはフレックスタイム制で、しかも本当に制度通りに働けるので、それが本当に良かったです!心に余裕が出来ました。
子供が少し大きくなると「保育園に行きたくない」と駄々をこねることもしばしばあります。「何時までに出社しなければいけない」という縛りがあると、慌てますよね。でもそれが無いので、子供としっかり対話する時間もあったり。
うまく時間を使えるので、心に余裕が生まれる感じです。また、ちょうどコロナの影響もあって、リモートワークをうまく活用できるようになったのも大きいです。経理は出社しなければいけない業務も多いですが、家で出来る仕事は持ち帰ってやったりしています。
子供が急に熱を出したときも、皆さん本当に協力してくれるので、本当に有難いです。戻ってきてよかったなと思いました。
失敗したときに感じた、セルソースの「最速のリスタート」
ーーセルソースで印象的だったエピソードはありますか。
実は私、去年の1月に大失敗をしたんです。取引先にも、営業や経理の皆さんにも迷惑をかけてしまって…。ただ、その時に周りが凄くフォローしてくれて、迅速に対応してくれたお陰で、取引先への影響も最小限に収まりました。
しかも、ミスへの対応に留まらず、「この業務フローだからダメなんだ」と、これまでのフローを見直し、改善のために動き出してくれました。それもすごいスピードで。そのお陰で今では同じミスは発生しづらくなりました。
セルソース思考22にもありますが、まさに「最速のリスタート」ですよね。その姿を見ていると、自分もいつまでも凹んでいられない、と思いました。
セルソースの人たちはみんな、人のせいにしないんですよね。全部自分事のように受け止めてくれる。本当に凄いなと思いました。
ーー藤原さんが業務の中で心がけていることは何ですか。
「相手の立場に立って物事を考える」ことです。例えば、営業と製造と経理では、やっている業務が全く違います。事業部の人たちが何故こういうことをしたのか、経理の目線だけで考えてはダメだと思っています。
社内でのコミュニケーションでは、一方的にならないよう、相手の話も聞きながら、客観視することを心がけています。
あとは・・・整理整頓ですね(笑)。育児も仕事もぐちゃくちゃになるのが凄くストレスになってしまうので。身の回りを綺麗にすると、気持ちがスッキリします。
仕事でも子育てでも大事なことは「感情をコントロールすること」
ーー藤原さんの特技を教えてください。
自分の感情をコントロールすることが得意です。周りからはメンタルが強いと言われます(笑)。仕事でもプライベートでも、感情的に話すことはあまりないです。一旦飲み込んで整理して話すようにしています。
子育てもそうですよね。強く怒ると、子供は怒られたことが印象に残って「何で怒られているのか」という、本質が理解が出来ない状態になります。何事も、本質を伝えることが大事だと思います。
ーー趣味は何ですか。
子供と一緒に仕掛け絵本を読んだりするのですが、最近の仕掛け絵本って、大人でも楽しめるようなものがたくさんあるんです。
あとは、水族館や動物園に行ったり。動物が大好きなので、生き物と接する時間がすごく好きです。
ーー最後に、藤原さんの今後の目標を教えてください。
セルソースは、これからも新しい事業が増えていくと思います。私たち経理は、それをキャッチアップして、的確に処理し、整え、しっかりハンドリングしていかなければいけません。
そのためには、自分自身もどんどんインプットして、専門的な知識を習得していかなければいけないし、更には、今後はそれをアウトプットして、人を育てていくこともしないといけないと思っています。そういった私個人の行動が、会社への貢献に繋がり、果ては社会に貢献できるのではないかなと。
育休で1年仕事から離れてみてセルソースの進化を目の当たりにしましたが、また1年後はきっとやっていることが変わっていると思います。これまでに、同じことを繰り返した1年はありません(笑)。専門的な知識を身に着け、自分自身も常にアップデートしていくことを、これからも心がけていきたいです。