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【特集】INAC神戸レオネッサ 脇阪選手にインタビュー。ポリシーは「つよく、かわいく、かっこよく」

セルソースは現在、15のスポーツチームとメディカルパートナー契約を締結しており、プロ女子サッカーリーグであるWEリーグ所属の「INAC神戸レオネッサ」とも、2022年8月よりご一緒しています(当社のメディカルパートナー契約についてはこちらの記事をご覧ください)。

その「INAC神戸レオネッサ」に今シーズン(2022-23シーズン)から所属している脇阪選手に、サッカーを始めたきっかけから、女性アスリートとして活動する思いをお伺いしました。

脇阪 麗奈 |Reina Wakisaka
1999年5月2日生まれ、大阪府出身。
WEリーグ「INAC神戸レオネッサ」所属のサッカー選手。ポジションは、MF(ミッドフィールダー)。小学3年生からサッカーを始め、中学生で「セレッソ大阪堺ガールズ」のセレクションに合格。2015年、AFC U-16女子選手権(17歳以下のナショナルチームによるサッカーの大陸選手権大会)の日本代表メンバーに選出され、翌年の2016年にはFIFA U-17女子ワールドカップにも出場し、準優勝に貢献。2020年10月には、なでしこジャパンのトレーニングキャンプに初招集される。「ノジマステラ神奈川相模原」に所属後、2022-23シーズンより「INAC神戸レオネッサ」に移籍。

「あなたはプロを目指せるよ」の言葉でプロを意識した。

ーーサッカーを始めたきっかけを教えてください。

小学1年生から好きだった人がずっとサッカーをしていて、3年生になったタイミングで「その子と一緒にサッカーがしたい」と思ったことがきっかけです。

当時両親には「女の子がサッカーをやるなんて」と、かなり反対をされていたのですが、その反対を押し切ってサッカーを始めました。

ーーその彼は、ご自身がきっかけで脇阪選手がサッカーを始めたことをご存じなのですか。

はい、知ってくれています!今では、地元で一緒に集まる仲間のうちの一人です。去年は試合にも応援に来てくれて、嬉しかったですね。彼も社会人チームでサッカーを続けていて、感染症の影響でどこも行けなくなった時には、地元の友達と集まって河川敷で一緒にボールを蹴ったりしていました。もちろん、手加減なくバチバチで(笑)。

ーープロを目指し始めたタイミングはいつ頃ですか。

中学生の時に「セレッソ大阪堺ガールズ」に入り、「こんなに上手い人たちとサッカーができて楽しい!」「自分ももっと上手くなりたい!」と思い、プロを意識するようになりました。

当時の監督から「あなたはプロを目指せるよ」と言っていただき、そこから本格的に自分の意識も変わったと思います。

CB(センターバック)などの複数のポジションを経験した後、高校からは今のMF(ミッドフィルダー)のポジションをやっています。

ーー「INAC神戸レオネッサ(以下、INAC神戸)」にはどういう経緯で入団されたのですか。

昨シーズン(2021-22)は「ノジマステラ神奈川相模原」に所属していたのですが、チームも個人も思うように成績を残すことが出来ませんでした。「もっとレベルアップをしなくてはいけない」という思いと「自分の実力がどこまでのものなのか試してみたい」という気持ちを抱えていた所にINAC神戸からオファーをいただいたので、すぐに入団を決めました。

選手を支える「INAC神戸」のクラブ体制

ーーINAC神戸はどんなチームですか。

シンプルに個のレベルが高いですね。

そして、練習環境をはじめとしたクラブ内の体制がとても充実しています。恐らくWEリーグの中でも1番環境が整っているのではないでしょうか。

我々アスリートは身体が資本となる職業なので、食事をはじめとした身体のメンテナンスは非常に大切です。セルソースのメディカルサポートもそのうちの1つですが、その他にも、練習環境など本当に充実したサポートを受けさせてもらっているなと感じています。

ーー昨年10月に「PFC-FD™療法」を受けられましたが、その時はどのような状態だったのでしょうか。

約1年前から足底に痛みを感じるようになり、INAC神戸に移籍してからも続いていました。チームドクターに相談したところ、「足底腱膜炎」という診断を受けました。

練習後は家の中をハイハイして歩くほどまで痛みが強くなっていたので、メディカルパートナーであるセルソースさんとおかだ整形外科さんのバックアップにより「PFC-FD™療法」を受けました。

ーー治療を受けた後の様態はいかがですか。

初めて「PFC-FD™療法」を受けた時は、痛む箇所が足底だったこともあり、注射自体の痛みもありました。ただ、治療を重ねていく毎に、治療時の痛みはかなり軽減され怪我の痛みもかなり軽くなりました。

その後は練習後も普通に歩けるようになりましたし、あと少しで全く痛みが無いという状態まで回復したので、本当に感謝しています。

ーー脇阪選手が競技を続ける上で、大事にしていることはありますか。

サッカー選手としては「怪我をしないことが1番」だと思っています。そのため、食事や睡眠等のメンテナンスには気を使っています。

INAC神戸に移籍をしてきて、年上の先輩方に「若いうちからケアをしておきなよ」とアドバイスをいただくようになって、意識するようになりましたね。

「つよく、かわいく、かっこよく。」

ーー女性アスリートとして意識していることはありますか。

見られる立場にある以上、少しでも「女性らしくありたい」という意識は持っていて、見た目には気を使っています。強くてかっこよくて、更に可愛い方がモテると思うので(笑)。

ーーネイルもご自身でされてるそうですね!

はい!今回のテーマは、とにかくキラキラにしたくて、全部の指をキラキラにしました。チーム内では、唯さん(#10 成宮 唯 選手)、美紀さん(#6 伊藤 美紀 選手)、萌乃さん(#8 阪口 萌乃 選手)のネイルを担当させてもらっています!

私が学生の頃は今のように女子のプロリーグが無かったので、サッカーを辞めた後のことも考えていました。美容系にずっと興味があったので、サッカーを辞めても職に困らないようにと美容の専門学校に通い、ネイルの資格をとりました。

今こうしてWEリーグが出来たお陰で、仕事として大好きなサッカーができていることが本当に幸せです

ーー脇阪選手の今後の目標を教えてください。

まず、個人としては「なでしこジャパン (サッカー日本女子代表)」の一員として世界の相手と戦う試合に出たいです。

そしてクラブとしては、今期優勝して二連覇することが全てですね。その目標を目指し、選手全員が日々全力で練習しています。

更には、チームだけではなく、WEリーグ全体をもっと盛り上げていきたいです。INAC神戸の取り組みの一つとして、サッカー教室や小学校訪問など地域の子供たちとの交流イベントを行っているので、そういったイベントの開催やSNSでの選手個人の発信もとても大事だなと思います。

折角生まれたWEリーグが無くならないように、そしてもっと人気が出るように、選手一人一人が、頑張らなくてはいけないと感じています。

1対1の局面では絶対に負けない。

ーー女子サッカーの見どころを教えてください。

女子サッカーは、男子と比べたらスピードは落ちるし、男子ほどの迫力はないかもしれないですが、1つ1つの局面においては、男子と変わらないプレーの上手さや面白さがあると思っています。

女子ならではの「普段の姿とのギャップ」もあるので、そういったところに着目してみていただけたら女子サッカーを楽しめると思います。

私自身としては、1対1の局面では『絶対に負けない』という気迫を持ってプレーしているので、そこを見ていただけたら嬉しいです!特に、得点に絡む”前の前”のパス(笑)。アシストの起点になっていることが多いので、是非注目して欲しいです!

ーー最後に、サポーターの方々へメッセージをお願いします。

二連覇に向けて選手みんなで頑張っています。今は、声出し応援もできるようになったので、是非、ホームスタジアムのノエスタに来ていただき、たくさんの声援で私たちを後押ししていただけたら嬉しいです。これからも、応援よろしくお願いします!