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【患者さまインタビュー】「膝の痛みが取れて、第二の人生が始まった」。PFC-FD™療法によって変化した日々。

こんにちは、営業推進部の依田です。 

セルソースは「すべての人生に自由を 医療に革命を」というミッションの下、これまでに100,000件以上の細胞や血液の加工を受託し、医療機関にお届けしています。

セルソースが提供する血液由来加工受託サービスを用いた「PFC-FD™療法」は、自身の血液に含まれる血小板の働きを濃縮活性化して活用する治療方法であり、主に変形性関節症に対する治療として活用されています。

野球の大谷翔平選手の怪我の治療に使われたことで話題になった「PRP療法」という自己血液を活用した治療があり、「PFC-FD™療法」はそのPRP療法を応用した技術です。

今回は、膝の治療に「PFC-FD™療法」を活用いただいた医療法人社団 真聖会『豊洲整形外科リハビリクリニック』(以下、豊洲整形)の前田先生と、実際に治療を受けた印南さま、そして印南さまのリハビリを担当した理学療法士の山田さんにインタビューさせていただきました。

「PFC-FD™療法」は医療法人社団 真聖会全体で導入されており、今回取材した豊洲整形外科リハビリクリニックだけではなく、六本木整形外科内科クリニックでも活用されています。

『やれることは全てやりたい、手術はしたくない』、その想いでPFC-FD™療法を選択

印南 成子さま
70代/女性

--膝に痛みを感じ始めたのはいつ頃からですか

私はピアニストとして今でもコンサートに出演をしているのですが、2023年6月に出演したコンサートの翌日に、いきなり右膝全体に強い痛みを感じました。
 
直ぐにお医者さまに診ていただこうと思い、ネットで調べて豊洲整形を見つけました。私はこちらの近くに住んでいるのですが、余りに痛すぎたので歩いて行くのを諦め、知人に担いでもらいながら辿り着きました
 
その日の診察では「水が溜まっている」と言われ、水を抜いて、痛み止めの薬を処方されました。水を抜いたことで幾ばくかは楽になりましたが、それでもかなり痛い状態が続きました。
 
その後改めて伺った際、「変形性膝関節症」という診断を受けました。

--どのような経緯で「PFC-FD™療法」を受けることになったのですか

発症後は定期的に通院し、ヒアルロン酸を打ったりリハビリをして、状態が改善するけどまた悪化する、ということを繰り返していました。
 
ちょうど私の友人と兄の二人が膝の人工関節手術をして、日々本当に苦労しているのを見ていたので、「手術はしたくないけど、しなきゃいけなくなるのかな、嫌だな」と思っていました。
 
そんな時、院内の廊下にあるセルソースさんのポスターを見てPFC-FD™療法という選択肢を知り、先生に「PFC-FD™療法ってなんですか?」と聞いたのが始まりでした。
 
先生からは「PFC-FD ™ 療法は良い治療だけど、必ず効くとは限らないよ」というご説明をいただきました。ですが、私は外に出て活動しているのが生き甲斐ですし、少しでも前の状態に戻れる可能性があるのなら全て試したいと思い、PFC-FD ™ の投与を即決しました。

リハビリに取り組み、今では階段を走って下りれるまでに

--治療後の容態は如何ですか

投与して10日目くらいで変化を感じました。ただ事前に先生からは「打った後は結構すぐに良くなるけど、それはまだ治ったわけじゃないから、絶対にそこで無理しないように」と強く言われていたので、犬の散歩をする程度にとどめ、週に2回、豊洲整形にリハビリで通いました。
 
ただ歩くだけでも辛かったのに、今では階段の上り下りも問題なく出来るようになりました。この間は気が付いたら下りで走っていて、勿論気を付けないといけないのですが、そんな自分に本当に驚きました。
 
今は診察の頻度も月一回までに減っていますし、本当に膝が痛くなる前の生活に近づいています。

--今後はどんなことをしていきたいですか

私の夢は、もっと筋力と体力をつけて、社交ダンスのアマチュア大会シニア部門で優勝することです。
 
社交ダンスは55歳から始めたのですが、ハイヒールで踊るので、膝にも大きな負担が掛かります。でもそんな夢があるので、トレーニングもリハビリも頑張れます
 
実は、膝が痛くなってからは日々の暮らしもままならなくなったので、施設に入ることを決め、入居手続きまで済ませていました。ですが、今回の治療でみるみる状態が良くなったので、入居直前でキャンセルしたのです。
 
大きなお金が掛かる話でしたし、今の一人暮らしも続けられるようになったので、本当に「第二の人生」をいただいたと思っています。豊洲整形の皆様、そしてPFC-FD™には本当に感謝しかありません。

PFC-FD™療法で「膝の中」を、リハビリで「膝の周囲」を改善する

前田 真吾 先生
医療法人社団 真聖会『豊洲整形外科リハビリクリニック』 理事長
山田さん
医療法人社団 真聖会『豊洲整形外科リハビリクリニック』 理学療法士

--まず印南さまについてお伺いします。初来院から今日にいたるまで、どのような経緯を辿って来られたのでしょうか

前田:最初に来られた時は、かなり強い痛みを訴えておられ、とても辛そうでした。水は40ccほど溜まっており、膝の状態も軟骨の減少と半月板の一部断裂が認められ、変形性膝関節症はグレード2から3まで進行していました。

PFC-FD™投与後は痛みも取れ、リハビリにも積極的に取り組まれており、状態は改善してきています。

山田:リハビリにはPFC-FD™投与の少し前から通い始められました。「歩けるけど、抜ける感じがする」「通院すると良くなるけど、しばらくすると痛みが戻る」という事だったので、まずは歩き方の確認からスタートし、各種運動療法を行いました。

--PFC-FD™療法の効果を得るのに、リハビリはやはり重要ですか

前田:とても重要です。PFC-FD™療法はとても良い治療法ですが、改善するのは「膝の中」に留まります。動きそのものを改善しないと同じように負荷が掛かり、確実にまた悪くなってしまいます。

山田:例えば、腿の前の筋肉(大腿四頭筋)が少ないと、歩いている時に膝が動かず、負荷が掛かりすぎてしまいます。また、体重が後ろに残る歩き方も膝に負担が掛かるので、前傾で歩けるように修正を行います。

前田:そのようなリハビリを行い、「膝の周囲」の状態を改善することで、折角改善した「膝の中」の状態を出来る限り維持することが出来ます。

--変形性膝関節症に対するPFC-FD ™ 療法の位置づけはどのようなものでしょうか

前田:極端なことを言うと、膝に痛みを感じている方全員に検討していただきたいと思っています。

軟骨の変性がそこまで進んでいなくても、「痛い」ということは「炎症が起きている」ということです。炎症を抑えることは「膝の状態を悪化させない」ことに繋がる訳であり、PFC-FD ™ 療法はその原因である「炎症性サイトカイン」を抑える効果があるので、痛い人には是非検討いただきたいです。

患者さまの「どうしたい・どうなりたい」をチーム全員で叶えたい

--日々医療行為を行われる中での、お二人のポリシー・信念を伺いたいです

前田:患者さまの「どうしたい・どうなりたい」を叶えることを、大切にしています。

多くの患者さまは、最初は「痛みを取りたい」と思って来て下さるのでそこに集中しますが、痛みが取れてきた際に、この「どうしたい・どうなりたい」を伺うようにしています

例えば印南さまはいわゆる「アクティブシニア」であり、活発に活動されたい方ですので、日常生活を送る以上の改善を目指していこう、という話をご本人ともしています。

山田:ほとんど先生と同じですね。例えば一口に「変形性膝関節症」と言っても、患者さま一人ひとり痛みの出方もお悩みも、そして目指すところも違います。そこをしっかりと理解をした上で、リハビリプログラムを組み、そして伴走しています。

--最後の質問になりますが、お二人にとってお互い、そしてスタッフ全員はどのような存在ですか

前田:まさに「家族」だと思っています。私は子供のころから大家族というものに憧れていて、それをこの豊洲整形で実現出来ていることをとても嬉しく思っています。

自分一人では出来ないことだらけですが、多くの人の力を借りて、多くの患者さまの状態を改善し、そして大きなことを成し遂げていきたいです。

山田:ここのスタッフの特徴は「その瞬間、自分が出来ることを探す」というマインドを全員が共有していることだと思っています。毎日多くの患者さまが来られ、フロアも3階と4階に分かれている中で、各スタッフが機動的に動くことが重要です。

先生がとても優しいので、先生に聞くべきことは直ぐに聞きに行けますし、コミュニケーションのロスが少ないのも豊洲整形の強みだと思っています。

インタビュー後記

今回は東京都豊洲エリアにある『豊洲整形外科リハビリクリニック』で取材をさせていただきました。
 
印南さまは取材中、しきりに「こんな素晴らしい治療法があるのに全然知られていないのは悲しい。私は人生を変えてもらったので、もっともっと知ってもらいたい」というお言葉をくださり、そんな変化の一助となれたことをとても嬉しく思いました。
 
また、前田先生と山田さんもとても互いを信頼していることが伝わってきました。そんなチームだからこそ、多様なお悩み、そして多様な「どうしたい・どうなりたい」に応えられるのだと感じました。
 
セルソースもそんな皆さまに少しでも貢献出来るよう、日々努力して参りたいと思います。