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【医療機関&患者さまインタビュー】日々の生活から競技ダンスまで。「PFC-FD™療法」が患者さまの笑顔の支えに。

セルソースは「すべての人生に自由を 医療に革命を」というミッションの下、これまでに100,000件以上の細胞や血液の加工を受託し、医療機関にお届けしています。
 
セルソースが提供する血液由来加工受託サービスを用いた「PFC-FD™療法」は、自身の血液に含まれる血小板の働きを濃縮活性化して活用する治療方法であり、主に変形性関節症に対する治療として活用されています。
 
野球の大谷翔平選手の怪我の治療に使われたことで話題になった「PRP療法」という自己血液を活用した治療があり、「PFC-FD™療法」はそのPRP療法を応用した技術です。
 
今回は、膝の治療に「PFC-FD™療法」を活用いただいた神奈川県横浜市港南区にある『かず整形外科クリニック』の院長・長谷川 和正先生と実際に治療を受けられた2名の患者さまにインタビューさせていただきました。
 
長谷川先生は患者さまから「かず先生」と呼ばれており、仲の良さが感じられるインタビューとなりました。

『痛みから解放されたい』、その一心でPFC-FD™療法を選択

Iさま
70代/女性

ーー膝に痛みを感じ始めたのはいつ頃からですか。
 
2009年頃からです。階段を下る時に痛みを感じたのが最初でした。普通に歩く分には大丈夫だったのですが、階段の上り下りが常に辛くなってしまいました。それから、庭の草むしりでしゃがみ込むときにも痛みが出るようになりました。
 
かず先生のところに通い始めたのは近所の方からの紹介がきっかけです。診断の結果、両膝ともに『変形性膝関節症』と判明しました。かれこれ15年くらい通っていますね。

ーーどのような経緯で「PFC-FD™療法」を受けることになったのですか。
 
通院を開始してからずっとヒアルロン酸を投与してもらっていましたが、なかなか効かなくなっていました。
 
そんなときにPFC-FD™療法を知ることになりました。2024年5月頃だったと思います。たしか院内の掲示物を見て詳しいことを知りたいと思い、かず先生に聞いてみることにしました。
 
かず先生から話を聞いて、絶対に治る訳ではないと理解しましたが、『痛みから解放されたい』という想いで治療を受けることを決めました。
 
どちらかと言うと左膝が痛かったのですが、両膝にPFC-FD™を投与していただきました。

『元気に日々を送りたい』、だからリハビリも頑張れる

ーー治療後の容態はいかがですか。
 
最初はあまり効果がなかったのですが、投与して3ヵ月くらいしてから徐々に痛みが抜けてきました。「あれ、痛くないな?」って。やっぱり嬉しかったです。感激しました。まだしゃがみ込むときだけ少し痛みがありますが、草むしりも問題なく出来ています。
 
ーーPFC-FD™療法の前後でリハビリには取り組まれていましたか。

PFC-FD™を投与する前からかず先生のところでやっているジム(K-Fit)に通い、リハビリをしてきました。今でも継続しており、月に2回くらい理学療法士の小林さんに診てもらっています。
 
それ以外にも、自宅でも毎朝20分くらいリハビリをやっています。始めてから2~3年くらいでしょうか。やらないと『忘れ物をしてしまったような気持ち』になるので継続しています。ちょっとめげそうになる時もありますが、今後も元気でいたいですしね。

ーー痛みが改善されて一番嬉しかったことは何ですか。
 
やっぱり「庭の草むしり」が出来るようになったことです。ゆっくりだけど正座も出来るようになりました。スーパーでのお買い物も楽しめています。
 
ーー最後に、今後の目標を教えてください。
 
なにか大きな目標がある訳ではないのですが、草むしりだったりスーパーでのお買い物だったり、今後も出来るだけ長く『何気ない日常』を元気に送りたいと思っています。

【理学療法士・小林さんのコメント】

Iさま/理学療法士・小林さん

IさんはPFC-FD™療法とリハビリを経て、『しゃがみ込む時の動作』が明確に改善されました。PFC-FD™を投与して1カ月くらい経ってから変化を感じましたね。
 
関節の動きをチェックしても、以前は早い段階で抵抗感や痛みの訴えがありましたが、治療後はフルレンジで最終可動域まで動くようになりました。
 
ご自宅でのリハビリにも一所懸命に取り組まれており、Iさんご自身の頑張りも大きいと感じています。

『好きなダンスを継続したい』、その想いが背中を押した

Mさま
80代/女性

ーー膝に痛みを感じ始めたのはいつ頃からですか。
 
2007年頃からです。65歳から競技ダンスを始めたのですが、その影響で両膝全体に痛みが出るようになりました。
 
その時にかず先生に診ていただき、両膝ともに『変形性膝関節症』の診断を受けました。それから今日まで、かず整形に通っています。

ーー競技ダンスはかなり膝に負担が掛かりますよね。痛みが出てからはダンスをお休みされていたのですか。
 
いえ、ヒアルロン酸を投与してもらいながらずっと続けてきました。競技ダンスにはA・B・Cのようにランクがあります。ダンスを始めた時から進級することにこだわりがあって、「進級したい!」「Aランクまで上がりたい!」という一心で、治療を受けながら継続してきました。
 
かず先生にはずっと励ましてもらってきました。
 
ーーどのような経緯で「PFC-FD™療法」を受けることになったのですか。

2024年4月にかず先生から「こういう治療もあるよ」と紹介いただいたことがきっかけです。PFC-FD™療法という言葉を認識したのはその時が初めてでしたが、お友達との会話だったりテレビだったりで、似たような膝の治療は聞いたことがあって、スムーズに理解出来ました。
 
最初に話を聞いたときはちょっと考えましたが、「少しでも痛みが治まる可能性があるんだったらやってみよう!」と決心しました。

ダンスは私の『生きがい』


ーー治療後の容態はいかがですか。

2024年5月に特に痛みが強かった右膝にPFC-FD™を投与しましたが、その後半月くらいして効果を感じました。元々激しい運動をしていたこともあり、完全に良くなった訳ではありませんが、投与前の痛みが「10」だとしたら「6」くらいまで下がりました。おかげでダンスは継続出来ています。
 
ーー現在、ダンスのトレーニングはどのくらいやられていますか。
 
膝にサポーターを付けながら週3日、一回当たり1.5時間くらいやっています。実は自分がやるだけではなく講師として生徒さんたちに教える立場でもあるのです。だから尚更、継続出来ているのが嬉しいです。
 
ーー今後の目標を教えてください。
 
あまり多くを望んではいません。『いつまでも健康でいたい』、ただそれだけです。ダンスをやっていると、一緒に踊るパートナーや教え子である生徒さんたちとコミュニケーションが取れて楽しいのです。
 
ダンスは私の『生きがい』です。もう少し続けたいですね。

患者さまとの『信頼関係』が何よりも大切

長谷川 和正 先生
医療法人社団K&A『かず整形外科クリニック』 院長

ーーIさまとMさまについて、来院当初からPFC-FD™療法の実施に至るまでの経過を教えていただけますか。
 
まずIさんですが、当初から慢性的な関節水腫があり、変形性膝関節症の程度は両膝グレード3くらいでした。ヒアルロン酸を月に1~2回投与し、リハビリにも取り組まれてきましたが、ずっと痛みを抱えている状態でした。
 
Mさんは競技ダンスというハードな運動をされてきたこともあり、痛みが強く出ていました。軽い関節水腫の症状もあり、両膝グレード2~3くらいでした。
 
ーーIさまとMさまに「PFC-FD™療法」を活用された理由を教えてください。
 
大前提として『患者さまとの信頼関係が出来ているかどうか』が大切だと考えています。絶対に効くという訳ではありませんし、無理に薦めることはしないようにしています。
 
その上で、Iさん、Mさんとは長い付き合いということもあり、また、それぞれ『痛みを解消したい』という想いが強いことを感じていましたので、推奨することにしました。

ーー様々な治療がある中で、「PFC-FD™療法」はどのような位置づけとして考えられていますか。
 
『保存療法と手術の間の選択肢』という位置づけだと考えています。IさんもMさんも長い間保存療法を継続してきましたが、痛みが続いている状態でした。とはいっても人工関節手術の適応段階には至っていなかったので、だからこそPFC-FD™療法を推奨したという背景もあります。
 
二名とも痛みがゼロになった訳ではありませんが、草むしりが出来るようになったり、競技ダンスを継続出来ていたりと、ご本人たちが希望されていたことを実現出来ており、とても嬉しく思います。

患者さまに『感動と満足と安心と信頼』を

ーー最後に、長谷川先生がクリニックを運営される上で大切にされていることを教えてください。
 
まず一つ目は『当院で働くスタッフとのコミュニケーション』です。私一人の力では何も出来ず、スタッフみんなの協力が必要です。そのためにも、日頃から『会話』をすることを意識しています。スタッフたちはリーダーを中心に主体的に動いてくれており、本当に助かっています。
 
そしてもう一つは、当院のモットーである『感動と満足と安心と信頼』を基にした診療を患者さまにお届けすることです。先ほどもお伝えしましたが、患者さまとの信頼関係が何よりも大切です。これからも患者さまの気持ちに寄り添った診察を行っていきたいです。

インタビュー後記

今回は神奈川県横浜市港南区にある『かず整形外科クリニック』でインタビューをさせていただきました。
 
長谷川先生は「患者さまとの信頼関係が何よりも大切」と仰られていましたが、IさまとMさまからお話を伺う中で、お二人の長谷川先生に対する「信頼感」が非常に大きいように感じられました。
 
長谷川先生の患者さまを想う気持ち、そして患者さまの先生を信頼する気持ちがあってこそのPFC-FD™療法である、という気付きをいただいた大変貴重なお時間でした。