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僕らはまだ、始まったばかり。【Our Voice Vol.1 裙本 理人】

セルソース、公式noteアカウントを開設しました!
このnoteのテーマは「リアルのセルソースをお伝えすること」

創業して7年が経ちましたが、メインのビジネスモデルがto B(加工受託)であることもあり、中々皆様に我々のことをお伝えすることが出来ておりませんでした。

再生医療という分野がまたハードルを上げるのか、先日もお越しいただいたお客様が「会社のイメージと、社員の皆さんの雰囲気が全然違いました」と驚かれる始末💦

「そんなことではいけない、もっと我々のありのままを知っていただかなければ!」

そんな想いでセルソースnote編集部が立ち上がり、公式アカウントを開設しました。まずは「Our Voice」と題し、セルソースのメンバーを紹介していきます。

記念すべきOur Voice第一弾は、社長の裙本さん。

彼は著書記事もありますので、「3年と11カ月の上場に至るまで」といったサクセスストーリーはそちらにお任せ。こちらでは「どんなことを考えている社長なんだろう」という疑問にお答えするようなインタビューにトライしてみました。

裙本 理人|Tsumamoto Masato
2005年 神戸大学発達科学部 卒業
2005年 住友商事株式会社 入社
2007年 ロシア サンクトペテルブルグ大学 留学
2011年 ロシア プラスタン 駐在
2015年 セルソース株式会社 設立 代表取締役社長CEO(現任)
 
1982年生まれ、兵庫県出身。2005年神戸大学発達科学部卒業。同年、住友商事株式会社に入社しロシア・北米地域の木材資源関連ビジネスを担当。2007年よりロシア語学研修生として留学。その後、極東のプラスタンにて、ロシア最大級の木材加工工場立ち上げプロジェクトに従事。2014年、再生医療等安全性確保法が施行されるタイミングで再生医療関連の事業をスタート。2015年、セルソース株式会社を設立し代表取締役に就任。

【まずは】創業から今日までを振り返ってみて

ーー創業から7年が経ちました。振り返ってみて如何ですか?

まさに駆け抜けた7年だったなと。「もう7年も経ったのか」という想いもあるけど、めちゃくちゃ濃密な時間だったから「これだけ色々あったのに、まだ7年かいな」という気持ちも同時にありますね。

ーーこの7年間、セルソースは驚異的な成長を続けてきました。その成長を支えてきたものはなんでしょう?

二つあって、「人」「明確な目標」かなと。

どんな事業もまず「良い人財」が揃ってなければ実現しないし、その素敵な人たちが全力でパフォームするために欠かせないのが「明確な目標」。僕はこの、「明確であること」に物凄い拘ってきました。

具体的に言うと、各人が「難しいけれど、目指したくなる」くらいの所に旗を立てる。難しすぎるとエネルギーは生まれないし、簡単すぎると成長しない。このぎりぎりの塩梅を見切って目標設定するのが大切だと思います。

その上で、必ず「意味」を伝えます。その人の現在地も。自分の状態と目標が明確で、その目標が適切な距離感に設定されていたら、絶対に凄い結果を出してくれると信じているし、この7年間実際にそうなってきました。

ーーなるほど。今「良い人財」という表現がありましたが、名もなき創業時はどういうビジョンや目標を掲げて、メンバーが増えていったのですか?

当初から「再生医療を産業化させる」というビジョンを強く掲げていて、それに共感してくれたのが創業当初のメンバー。

正直今もそうだけど、ちゃんとCFを黒字化させ、事業として成り立っているバイオベンチャーなんて殆ど無かったから、僕らはそれになろう、そしてその上で上場しようって強く語っていました。

上場はビジョンではなくて、目標に近かったですね。僕の中では、十分に達成可能、実現可能な解像度の高い未来だったので。

セルソースの「ヒト」

ーー改めて「良い人財」という所について伺いますが、セルソースのメンバーを裙本さんの言葉で表現すると、どんな人たちでしょう。

セルソースは、本当に素敵な人たちで溢れています。それだけは自信を持って言えます。 

最近僕が使ってる言葉を使うと、みんな「ベンチャースピリット」を体現している仲間です。具体的には、「常に主体的で、変化を恐れず、そして互いへのリスペクトを持ち続けている」人達。

社員数が100人を超えた今でもそういったメンバーに囲まれていることには感謝しかないし、純粋に奇跡だと思っています。

ーーどうしてそういった人が集まり続けているのだと思いますか?

僕は、人には引力があると信じています。良い人がいると、その周りには良い人が集まるし、その逆も然り。僕は初期メンバーに物凄い恵まれたと思っていて、そこからずっといい連鎖が続いているのだと思います。

ーーでは、セルソースに来てくれた「良い人たち」にどうなって欲しい、といった思いはありますか?

僕は社員の皆さん全員に「幸せを体現して欲しい」と常に伝えてきました。公私共に最高に幸せであって欲しい、と。

でも、そのためには「自分の幸せとは何か」を突き詰めて考えなくてはなりません。その定義から逃げてしまうと、幸せは決して掴めないので、全員に「よく人生を考えて欲しい」とも伝えています。

そこを突き詰めて考えて日々活動する中で、時には「セルソースにいることが最良の選択ではない」時が訪れるかもしれません。

その時は僕は引き止めないし、気持ちよく送り出してきました。セルソースは良い会社であると自信を持って言えるけど、人類全員にとってベストである、ということもあり得ないので。

セルソースの「在りたい姿」とは?

ーー規模感ではなく、定性的な観点で「セルソースをこういう会社にしたい」といったイメージはありました?

どれだけ大きくなってもフラットな会社にし続けたいと思ってたし、今も心から思っています。じゃあ、「フラットな会社」ってどういう状態なのか。色んな定義がありますが、僕はこう考えています。

自分(裙本)が考える『セルソースってこうだよね』と、社員全員が考える『セルソースってこうだよね』が一致している状態

これがズレてしまっている状態というのは、会社がフラットで無くなってしまっていて、目指す方向性とか、大事にしているものを共有出来なくなってしまってる、ということだと理解しています。

ーー今はその「フラットな状態」を実現できてると思いますか?

結構高いレベルで出来ているのではないでしょうか。でも、やっぱり会社が大きくなるにつれて、その難易度は上がってることを痛感していますし、出来ていない所や出来ていない瞬間があることも認識しています。

100人を超えて、僕が全員のやっていることを把握しきれなくなったことが大きいですね。そして、もうそれを目指してはいけない。だからこの第八期から本部長制を導入して、本部長にある程度任せることで、逆に出来る限りのフラットさを実現していきます。

セルソースがより社会に貢献していくために

ーーこれからもセルソースが歩みを止めずに社会に貢献していくためには、何が大事だと思いますか?

「変化を恐れない会社であり続けること」。これに尽きます。

人間の習性として組織や集団が大きくなると、必ず変化を恐れるようになる。でもそうなったら終わりで、愚鈍な企業になって成長が止まる、これは歴史が証明しています。

僕らの行動指針である「セルソース思考」にもあるけど、僕らは常識を疑い続け、そして変化し続けなくてはなりません。

ーーそのためには何をしないといけない?

メンバー全員がベンチャースピリットを持ち続けること、です。

そうなって貰うためには、冒頭に言ったメンバー全員が「今と目標が明確な状態」であるように、経営陣が努力しないといけない。

そして、その明確な状態を作り出すのは、一にも二にもコミュニケーション。会社が大きくなったことを言い訳にして、コミュニケーションが滞ったり偏ったりすることは許されません。

あと、今後も言い続けたいのは、「時代も地球も日々動いていることを忘れないで」ということ。つい昨日と今日と明日が同じだと思っちゃうけど、そうじゃない。

現状維持は退化であり、過去に向かって歩いているのと同じこと。時代と同じスピードで前に進むのがあくまで最低ラインなんだ、というマインドを全員が持ち続けてたら最強でしょう?

裙本さんの「夢」とは

ーー裙本さんの「夢」ってなんですか?

シンプルで、「セルソースを世界で一番良いコミュニティにすること」。会社でなくコミュニティって言ったのは、形に拘らず、そういう集まりでありたい、って思うから。

「一番良い」ってなんだと。それは、「セルソースに関わる人全員が最大級に幸せであること」「ステークホルダーの幸せの総和が世界最大であること」とも言えるかもしれない。

そのためには、成長しないといけない。メンバーもセルソース自体ももっともっとレベルが上がらないと、幸せの総量も増えない。成長することは「目的」じゃなくて、「過程」です。

ーーその夢の「達成度」ってどのくらいですか?

達成度というより、正直「そもそも始まってすらいない」くらいの気持ちでいます。7年間を通じて僕らのサービスを受けて下さった方の総数は4-5万人。

一方、膝が痛い方、不妊で悩んでる方、美容を気にされている方、、、僕らがサポート出来る方々って、日本だけでも何千万人といます。今の事業のポテンシャルだけ考えても途方もないものがあるし、更なる新規事業や海外展開を考えたら、まだスタートラインに立ったくらいだと真剣に思っています。

ある程度大きくなったから、「もうゴールが見えてる」なんて思ってる人がいるかもしれないけど、そんなことは全くない。

セルソース公式noteに期待することは?

ーー最後に、セルソース公式noteアカウントが始動しますが、我々編集部に対して期待することはなんでしょう?

自分たちで掲げてくれてるけど、「リアルで等身大なセルソースが伝わる、リアルなメディアにして」、ですね。

取材記事やコーポレートサイトの発信は、どうしても肩ひじ張ったものになるけど、このnoteは完全に自己発信のメディアになるので、ありのままのセルソースを伝えていってください。

そんな記事を読んで、セルソースに興味を持ってくれる人がいたら最高です。

セルソースメンバー 2022/11/1 第8期キックオフミーティングにて撮影


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