採用サイトを共に作り上げた「戦友」。LIG社メンバーから見たセルソースとは。
こんにちは、セルソース・経営企画本部の細田です!
去る8月22日、当社は採用専用サイトをオープンしました。
このサイト、「TOPページ+下層5ページ」と非常にシンプルな作りにも関わらず、プロジェクト開始からローンチまで丸9か月を要しました。
それだけ時間を掛ける背景となった「こだわり」については先日の記事でご紹介しましたが、今回は、そのこだわりを最後の最後までフォローし、最高のサイトを作成くださったLIG社の方々にお話を伺ってきました。
クライアントによる制作会社インタビューというのも珍しいと思いますので、是非最後までご覧ください!
デザイナー2人もこだわり抜いた、採用サイト
―― まず簡単に自己紹介をお願いします
みやさん:本件のメインデザインを担当しました、「みやさん」です。 LIGに入社したのは8年前で、そこからデザイナー人生が始まりました。普段はコーポレートサイトや採用サイトといった企業サイトの制作を主に担当しています。
花ちゃん:みやさんと共に本案件のデザインに携わった「花ちゃん」です。前職ではゲームの開発会社でソーシャルゲームのグラフィックデザインやUIデザインをやっていました。その後LIGに転職し、今6年目になります。
――この採用サイトで主に担当されたところと、特に大変だったところを教えてください。
みやさん:「何をどう伝えるか」という伝え方・トンマナの整理と、本案件に関わった多くのデザイナー達のクオリティ管理、そして自分でも手を動かしての制作、この3つをやっていました。
一番大変だったのは「採用情報&インタビュー」のページですね。あのページのUI/UXの作りこみには相当頭を使いました。
一つの職種をクリックすると他の職種ボタンが消え、代わりにその職種の詳細が出てくるのですが、この「一つの動作をすると、ある情報が消えて、新しく別の情報が出てくる」というのは中々無い動きなのです。
更には閲覧者のクリックパターンも多岐に渡るため、「この画面位置でこのボタンをクリックしてくれると見栄えがいいが、この場合は見づらい」といったことがどうしても発生してしまい、かなり難儀しました。
花ちゃん:私はサイト制作前のCustomer Journey Map(CJM)の作成から携わり、制作時はワイヤーフレーム(Webページのレイアウトやコンテンツの配置を定めた設計図)や下層ページのデザインを担当しました。また、このサイトにあるアイコンは殆ど作りました。
特に苦労したのはワイヤーフレームでの情報設計でした。「伝えたい情報量」と「ユーザーが疲れない情報量」のバランスで悩み、みやさんとずっとGoogle meetを繋いで何度も議論を重ねました。
――本プロジェクトに対する感想や、終わってみてのセルソースの印象を教えてください 。
みやさん:普段のプロジェクトに比べて、「かなりクライアントの方と近い距離で議論できた案件」だったなと思います。ニュアンスを受け取るのが難しい時もありましたが、そういう時こそ議論を重ねることで、都度ブレなく受け取れたと思います。
あと、セルソースさんは、とにかく「関係者ひとりひとりの想いが強い」会社さんだなと思いました。普通の会社であれば、どこかで偉い人の意見に迎合したりするものですが、それが全くありませんでした。常に「ちゃんとぶつかり合ってるな」と思って見ていました(笑)。
花ちゃん:とにかく「熱量が半端ない」プロジェクトでしたね。セルソースさんはアイコン一つに対しても、すごくこだわりと込めたい想いがあり、、「絶対負けないぞ」と思いながら仕事していましたし、この案件のお陰で胆力が付きました(笑)。
Figma(Webデザインツール)も、笑っちゃうくらいずっと動いてました(笑)。一要素、もしくは一単語にスレッドが積み重なっていて、細かい言い回しまで徹底的に議論する姿は本当にすごいなと思いました。
――リリース日当日はどんなお気持ちだったか、そして本件に対する評価を教えてください。
みやさん: MVの表現や細かいUI/UXのこだわりを追及できたWebサイトに仕上がったと思います。自分で作業した所だけでなく、他のエンジニアにお願いした所も、要望をきちんと伝えて、良いものを作ってもらうことが出来ました。
花ちゃん:ページ数の割にかなり長期間やっていたプロジェクトでしたので、リリース日当日には凄く達成感がありました。
あと、リリースした後に自分のフォロワーの方が「かっこいい〜〜!」」と反応してくれていて、それもまた嬉しかったです。
――本案件のみならず、お二人が「ここだけは大事にしている」ということは何ですか。
みやさん:「要望をただ再現するのではなく、プロとしての提案をする」ことは必ずやるように意識しています。クライアントの「予想通り」の納品物を納めるのではなく、クライアントがワクワクするような、そんな仕事をしたいと思っています。
花ちゃん:「妥協しないこと」ですね。これは全案件で意識しているのですが、この案件はフィードバックをいただく回数も、一回の量もとても多かったので、特に意識しました。
――最後に読者の方に向けて一言!
みやさん・花ちゃん:デザイナーの我々も本当に想いを込めて作り上げました。このサイトが求職者の方に刺さり、セルソースさんでの素敵なマッチングが起きて欲しいなって心から思います!
二人三脚のディレクションで導いた、8月22日のリリース
――まず簡単に自己紹介をお願いします
ゲンちゃん:本プロジェクトでWebディレクターを務めました、「ゲンちゃん」です。Webディレクター歴は6年で、LIGには1年前にジョインしました。
リコ:同じく、Webディレクターを務めました、「リコ」です。最初に入社した会社ではDTPデザイナーとして勤め、前職でWebディレクターになりました。LIGに入社したのは半年前です。実は、LIGに入って最初にアサインされたのがこのプロジェクトでした(笑)。
――お二人とも”Webディレクター”ですが、どのように棲み分けられたのですか?
ゲンちゃん:私は本件に最初から入っていたので、プロジェクト全体のディレクションや会議進行を担当しました。また、microCMSの導入は経験があったので、 CMSの設計や開発に関してはメインで担当しました。
リコ:私はプロジェクトが始まってからの入社であったこともあり、最初はサポートから入りました。途中からデザイン面のコミュニケーションを請け負うようになり、Figmaに張り付いたりしてました(笑)。
――ズバリ伺いますが、本件は当初想定の何倍の負荷がかかりましたか?(笑)あと、大変だったり記憶に残っている要素はなんでしょうか。
リコ:控えめに言って5倍、でしょうか(笑)。CJM作成はみんなで一から考えて取り組んだので、とても印象に残っています。2職種の採用について同時に「理想(To Be)」と「現実(As is)」を考えるのはタフでしたが、しっかりとやり切れたと思っています。
あと、セルソース思考22のアイコン群ですね。セルソースさんの意向を受け取ってデザイナーに解釈を伝えるのが私の仕事ですが、デザイナーも自分の解釈があるので、そこを擦り合わせた上で提示する必要があります。これを44個やるのは大変でしたが、やりがいがありました。
ゲンちゃん:2-3倍ですかね(笑)。ただ、CJMを作成したのが大きかったと思います。このプロセスを通じて、セルソースさんのことや採用方針についてとても良い議論が出来ました。
CJMのお陰で、とてもロジカルにサイトマップを組み立てられたんじゃないかなと思います(筆者注:サイトマップは、ほぼ手戻りなしでの一発合意!)。
あと、本案件の特徴としてとても「オープン」だったことがあげられると思います。Figma上でのコメントの応酬がとても印象的で、セルソースさんは社内の議論も全てFigmaに書いて下さりました。
それを読めば背景や思考回路が分かるので、校正の回数は多かったですが、常に腹落ちした状態で修正ができ、スピード感は失わずに案件を進められたと思っています。
――8月22日のリリース日はどんなお気持ちだったか、そして本件に対する評価を教えてください。
ゲンちゃん:膨大なコミュニケーションの末に出来上がったWebサイトなので、「みんなで作ったものをついに世に出せた」という達成感が強かったです。
リコ:とことんこだわって制作したので、「早くみんなに見て欲しい!!!」と思っていました(笑)。なので、当日は「やっと見てもらえる!」と、とても嬉しかったですね。
――本案件のみならず、お二人が「ここだけは大事にしている」ということは何ですか
ゲンちゃん:色んな人の視点に立って考えることですね。クライアント・制作側・ユーザー、多様な関係者がいますが、どこかに偏って進めるのは危険なので、出来る限りフラットであろうとしています。
リコ:コミュニケーションですね。ディレクターとして、皆さんに気持ちよくコミュニケーションを取っていただけるにはどうしたらよいか、というのを常に考えています。その一つとして、「自分が感じたことを素直に伝える」ことを特に大事にしています。
――最後に読者の方に向けて一言!
ゲンちゃん:熱い想いをもって作ったサイトです。是非最後まで、そして細部まで見ていただきたいです!
リコ:凄くこだわって作ったので、さーっとではなく、じっくり見て欲しいです!そして、「LIGではここまでやれるんだ」と感じて貰えたら嬉しいです!(笑)
おわりに:PMの「のぼる」さん
最後に、今回のインタビューには登場しなかった、LIG側プロジェクトマネージャー(PM)の「のぼる」さんについて触れて終わりたいと思います。
委託先を選定する際、当然いくつかの会社様との面談を行うのですが、当社側PMの土崎さんから「LIGさんの面談だけは出て欲しい」と言われ、出席しました。
そこでののぼるさんの印象が非常に良かったのですが、ご事情により「のぼるさんがPMをやる場合は案件開始が遅れる」とのご連絡をいただきました。
それを聞いた時、私と土崎さんは「のぼるさんを待ちます」と即答しました。
その後、インタビューにも幾度も出てきた、我々のバカみたいな「熱量」と未来永劫続くかと思われる「こだわり」に最後までついてきて下さり、LIGの皆様をまとめ、締める所は締め、8月22日を迎えました。
間違いなく、のぼるさんがPMじゃなければ、こんなに素敵なサイトに仕上がらなかったでしょう。
なぜか恥ずかしがってインタビューを受けていただけなかったのですが、勝手にお礼を言います(笑)。のぼるさん、本当にありがとうございました!
そして、インタビューに登壇いただいた4人、更には裏側で関わっていただいた大変多くのLIGの皆様、本当に本当に、ありがとうございます!
当社の「未来を変える」というパーパスを実現すべく、この採用サイトを最大限活用して参ります。