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【患者さまインタビュー】手術以外の選択肢「PFC-FD™療法」で趣味を楽しむ日々を取り戻した。

セルソースは「すべての人生に自由を 医療に革命を」というミッションの下、これまでに63,000件以上の細胞や血液の加工を受託し、医療機関にお届けしています。
 
セルソースが提供する血液由来加工受託サービスを用いた「PFC-FD™療法」は、自身の血液に含まれる血小板の働きを濃縮活性化して活用する治療方法であり、主に変形性関節症に対する治療として活用されています。
 
野球の大谷翔平選手の怪我の治療に使われたことで話題になった「PRP療法」という自己血液を活用した治療があり、「PFC-FD™療法」はそのPRP療法を応用した技術です。
 
今回は、膝の治療に「PFC-FD™療法」を活用いただいた『まつだ整形外科クリニック』の松田先生と、実際に治療を受けた患者さまにインタビューさせていただきました。

“最後の砦”として、『まつだ整形外科クリニック』へ

S.Mさん
80代/女性

ーー膝に違和感を感じ出したのはいつ頃ですか。
 
15年くらい前ですね。孫と縄跳びをしていた時、全く飛べずに「あれ?」と思ったんです。移動は車が多く、あまり運動をしていなかったので筋力も落ちていたんですね。それから階段を上がる時に辛くなる等、症状が進行していきました。
 
その後色んな医療機関に伺い、沢山治療も受けたけれど、中々良くなりませんでした。そして、どこに行っても人工関節手術を勧められました。
 
でも人工関節は入院が必要ですし、15年〜20年したら入れ替える手術をまた行わないといけません。どうしても手術には踏み切ることができず、手術以外の方法で改善できないかと考えていました。
 
そんな中、知人から『まつだ整形外科クリニック』を勧められて、最後の砦だと思って飛んで行きました。これでダメだったら諦めようという思いでした。
 
ーー「PFC-FD™療法」を受けるきっかけは何でしたか。
 
元々こういった自己血液由来の治療法があるということは知っていたんです。松田先生の著書 『ひざ革命』も読んで「本当に手遅れになる前にやってみよう」と思い、自分から先生に「PFC-FD™療法」を受けてみたいと申し出ました。
 
「絶対に良くなる保証はない」ことは承知の上でした。でも「最後に先生に賭けたいからお願いします!」と言いましたね。子供たちにも迷惑をかけたくないですし、もう藁にも縋る思いでした。

膝の痛みが軽減されたお陰で、諦めていた庭の整備も楽しめるように

ーー治療後の容態はいかがですか。
 
私は両膝に「PFC-FD™療法」を受けました。『まつだ整形外科クリニック』を初めて受診した時は5mすらまっすぐ歩けなかったのに、リハビリと「PFC-FD™療法」を受けてから、今では長い距離もまっすぐ歩けるようになりました。まだ力を入れて踏み込む時は少し痛みがありますが、階段を降りる時はもう平気です!
 
ーーこれからどんなことを楽しみたいですか。
 
お花を育てるのが好きで、庭の整備もよくやっていたんです。膝が痛くなってからは余り手がつけられていなかったのですが、今ではしゃがんで重たい物も持てるようになり、またこうやってお花のお世話ができるのが本当に嬉しいですね。
 
もうすぐ免許を返納するので、クリニックにも公共交通機関を使って通う予定です。せっかく歩けるようになったのだから、動かさないとですよね。
 
「PFC-FD™療法」だけでなく、理学療法士の長山さんにもとてもお世話になっています。リハビリ中に「私の努力で何とかなるなら頑張らないと」と伝えた時も「焦らないでいいんですよ。ある時気づいたら階段を上がれるようになってますよ」と言ってくれて凄く気持ちが楽になりました。
 
『まつだ整形外科クリニック』に行っていなかったら、今の生活はなかったと思います。松田先生や長山さんには本当に感謝しています。

どんなに“良い物”を入れても、使いこなせないと意味がない。

松田 芳和 先生
医療法人社団nagomi会『まつだ整形外科クリニック』理事長
城西大学 客員教授
長山 将吾さん
医療法人社団nagomi会『まつだ整形外科クリニック』理学療法士

ーー貴院に初めて来られた時のMさんの膝は、どのような病態だったのでしょうか。
 
松田先生:変形性膝関節症のKL-4(重度)でした。階段の上り下り、歩き始め、立ち上がりといった全ての動作で両膝に痛みが出て困っておられました。通院初期はヒアルロン酸注入やリハビリを行っていましたが、その後、ご本人の希望もあり「PFC-FD™療法」を行うことになりました。
 
長山さん:元々活動性が高い方でしたが、痛みが強くてまっすぐ歩けなくなっていました。リハビリで少し良くなりましたが、それでもまだ立ち上がり動作が辛い状態だったので、「PFC-FD™療法」を選択されました。
 
当時は痛みを庇いながら歩いておられたのが、治療を経て自信もついたようで、今ではまっすぐ歩けるようになりました。
 
ーーMさんの治療に「PFC-FD™療法」を活用された理由を教えてください。
 
松田先生:やはり軽度の方が奏効率は高く、重度であるMさんの症状だと「効くかどうかは五分五分」ということは事前に説明しました。ただ、手術以外の治療を受けたいのであれば、打って悪くなるものではないのでやってみましょうと。どれだけ良くなるかには個人差がありますが、マイナスになるものではないので。
 
なお、当院では「PFC-FD™療法」を受ける患者さまには必ずリハビリをセットでやってもらうようにしています。リハビリでしっかり基礎の筋力トレーニングを行ってもらうことが大事です。歩き方や姿勢が良くないと、良いものを入れても使いこなせないですから。パソコンやスマホだってそうですよね。いくら高スペックの物を買っても、使いこなせないと意味がない。
 
ーーMさんの経過についてはいかがですか。
 
松田先生:「PFC-FD™」の投与から1年が経ったので、先日ちょうど検診に来てもらいました。痛みが全くなくなった訳ではないですが、投与前よりは遥かに良いですね。
 
ーーどのような方が「PFC-FD™療法」を受けられますか。
 
松田先生:変形性膝関節症を患っておられ、長くヒアルロン酸やリハビリを試したけれど、依然として痛みに悩んでおられる方ですね。「PFC-FD™療法」について事前にご存じの方はそこまで多くないですが、ご紹介を差し上げると、患者さまの方から「やってみたい」と仰ることが多いです。

生きがいはお金で買えるものではない。

ーーMさんにインタビューした際、長山さんに励まされた言葉が心に響いたと仰っていました。長山さんが患者さまと接する際に意識していることはありますか。
 
長山さん:Mさんは頑張り過ぎてしまう方だったので、無理をしすぎないようにアドバイスしました。リハビリは週1回なので、その短い時間の中で患者さまの「普段の生活」と「どんな生活をしたいか」という部分をしっかりヒアリングすることを意識しています。
 
ーー松田先生が患者さまとのコミュニケ―ションで日々意識していることがあれば教えてください。
 
松田先生:患者さまに寄り添う気持ちが大事だと思っています。無理はしちゃだめだけど、趣味は楽しんでほしいですよね。その人にとっての「生きがい」ってお金では買えないじゃないですか。
 
先日も登山が趣味という方が治療を受けに来てくれましたが、膝の痛みによって山に登れないことが本当に辛いと仰っていました。
 
「患者さまがどういう生活を望んでいるか」ということにしっかり耳を傾けることが大事だと思います。話しやすい空気を作り、患者さまと信頼関係を築いていくことを日々意識しています。

取材後記

取材にご協力いただきました、Mさん、松田先生、長山さん、本当にありがとうございました!
 
我々セルソースは、医療機関を通じてサービスを提供しているため、患者さまの生の声を訊ける機会は中々ありません。今回のインタビューを通して、我々が日々提供しているサービスが患者さまのQOLを上げる一助となっていることを改めて実感することができました。
 
もっと多くの方々にこのサービスを届けられるよう、事業拡大のために邁進していきたいと思います。


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