製薬メーカーからの転身。東京拠点の再生医療ベンチャーで、地方をベースに営業担当者として働く実態【Our Voice Vol.19 佃 悠太】
セルソースには「すべての人生に自由を 医療に革命を」というミッションの下に、多種多様で魅力的なメンバーが集結しています。
そんなセルソースのメンバーにインタビューしていく「Our Voice」。第19弾は、営業推進部 西日本チームの佃 悠太さんです。
製薬メーカーでMR(医薬情報担当者)として活躍された佃さんは、愛知を拠点に整形外科領域の医療機関を対象とした加工受託サービスの営業活動に従事されています。
インタビューでは、東京拠点のセルソースに入社された理由やエリア担当者として担われている業務内容についてお伺いしました。
不安を上回る「想い」が背中を押した
――まずは、製薬メーカーでのご経験から教えてください。
在籍した12年の内、大半をMRとして過ごしました。経験した診療領域は循環器科、整形外科、精神科、感染症領域等で、エリアとしては愛知県三河地区が最も長く、10年ほど担当しました。
整形外科のドクターはスポーツマンも多く、テニスやフットサルをご一緒したこともあります。通常の面談とは違った交流を図ることができ、楽しかった思い出のひとつですね。
MR活動以外にも、自ら希望して本部での営業推進やCSR活動を担当したことがあります。意識的に新しい挑戦を選択してきました。
――充実した日々を過ごされる中で、転職を決意された理由を教えてください。
前職に大きな不満はなく、やりがいを感じながら働いていましたが、どうしても「転居を伴う転勤」が不可避でした。愛知から大阪への転勤を経験したことがあるのですが、子供のことも考えると私にとっては望ましいものではなく。また、結婚をして子供を持つようになると価値観も変化していきました。
そして転居を伴わない働き方を求める中で、セルソースに出会いました。
――セルソースへの転職を決める上で不安なことはありましたか?
前職で整形外科領域の医薬品を担当した経験はありましたが、その領域に特化した企業だった訳ではありませんし、”再生医療“というものに触れたこともありませんでした。また、セルソースも営業メンバーのエリア採用が初めてと、双方にとって“初めて尽くし”の採用だったので、正直なところ不安は非常に大きかったです。
ただ、選考を通じて営業メンバーや人事の方々と対話を重ね、また代表である裙本さんの著書にも目を通す中で、「この会社で挑戦してみたい!」という想いが不安を上回ったため、入社を決意しました。
オープンな社風がセルソースの強み
――現在、佃さんが担当されている業務について教えてください。
主に変形性膝関節症等の治療に用いられる細胞等加工受託サービスを担当し、既契約先の医療機関様に対するカスタマーサクセスを行っています。
ドクターやコメディカルの方々が抱かれる疑問や不安に寄り添い、「当社のサービスがどう貢献できるのか」という視点を持ってお客様の状況に合わせてコミュニケーションを図ります。
東海エリアと北陸エリア7県の営業窓口を担っており、一日に面談する医療機関様の数は平均して3施設くらいですね。担当エリアの広さに驚かれるかもしれませんが、むやみやたらに営業している訳ではなく、往訪に加えてオンラインも活用しながら効率的に活動しています。
――入社前後を比較して、ギャップを感じることはありますか。
創業者である代表の裙本さんの本に書かれている通りの社風でしたので、ギャップはあまり感じていません。会社として掲げている通り、オープンでフラットな社風であり、それがセルソースの強みですね。役職はあくまでも肩書でしかありませんし、代表がそれを体現してくれています。
営業としての目標(KPI等)を決める際にはメンバーが議論に入ることもあります。過程に関与することで、数字がただの目的にならず納得感を持って業務に当たることができており、これがまさに“オープンでフラットな社風”だと感じています。
また、社内コミュニケーションツールであるSlackの利用コンセプトは「『隠さなくてはならないこと』以外はオープンに、明るく!」であり、他部署の方々のやり取りも数多く目にすることができるのですが、多様な意見や考えに触れることは自身の成長にも繋がっています。
担当エリアが広いからこそ、求められること
――仕事を通してどんなやりがいを感じていますか。
「必要とされている実感」がまさに営業担当としてのやりがいです。ありがたいことに医療機関様からお問い合わせをいただくことも多く、ドクターである先生方と一緒に当社のサービスを用いた新しい治療を世の中に広めていけることは、この仕事ならではの大きなやりがいに繋がっています。
――セルソースでの活動を通して、ご自身の成長を感じるところはありますか。
製薬メーカーでMRとして活動していた頃と比較すると担当エリアが広範囲に亘る分、お客様への向き合い方一つをとっても自分で考えて行動するようになりました。今の営業環境を敢えて例えを用いて説明するなら、『ゼルダの伝説』のようなイメージでしょうか。
決まりきった営業ルートや手法が存在する訳ではなく、オープンワールドな環境で何がベストか常に考えながら活動しています。
――今の仕事を通して感じている課題や難しさはありますか。
エリアが広範であり、且つ担当エリアの専任担当者が私一人であるが故に、自身の行動に自信を持てない時があります。正解が用意されている訳でもありませんし。そうなると自分の力だけでは限界があり、他の社内メンバーの力を借りる必要が出てきます。
意識して取り組んでいることは、自発的に他の営業メンバーとオンラインミーティングを実施したり、Slackを活用して、離れていても頻度高くコミュニケーションを取るようにしていることでしょうか。自分からアクションを起こすことで助言やフィードバックをもらえるように心掛けています。
「任せたよ」と期待してもらえるように
――休日はどのように過ごされていますか。
家族との時間は大切にしていて、妻や子供たちと出かけることが多いですね。愛知に住んでいますので、レゴランドや東山動植物園に行くこともありますよ。ジブリパークはまだですが、近くにあるIKEAによく行きます。
――最後に、佃さんの今後の目標を教えてください。
今は基本的に担当エリアの医療機関に直行直帰し、東京のオフィスに出社するのは月に1-2回程度です。ただ、この働き方は「エリア担当者として成果を挙げて会社に貢献すること」が前提だと理解しています。
自分で選択した環境だからこそ、しっかりと担当エリアの医療機関様に向き合い、成果を挙げていくことで、「そのエリアは引き続き佃さんに任せたよ!」と会社から期待してもらえるような存在になっていきたいです。