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【特集】仕事と子育てを両立して分かったこと。育児パパが活躍する職場。

2022年10月の育児・介護休業法改正で「産後パパ育休」(出生時育児休業)が新設されたこともあり、近年男性の育児休業取得が注目されています。セルソースは法改正以前より、ワークライフバランスを推進するため男性の育児休業取得を積極的に推奨してきました。

今回はセルソースにて育児休業を経験されたお二人に、取得までの流れや復職後の心の変化について伺いました。

清森 雄一|Yuichi Kiyomori
所属:セルソース株式会社 コーポレート本部 管理部長
育休利用期間:2021年5月~2021年6月(1ヶ月)
2018年2月にセルソースに入社し、上場前より総務・法務・知財・人事・労務・システム等のコーポレート周りを幅広く担当し、現在は管理部門の責任者を務める。

羽賀 徹郎|Tetsuro Haga
所属:セルソース株式会社 再生医療本部 アカウントセールス部 フィールドチーム長
育休利用期間:2020年12月~2021年10月(11ヶ月)
2019年6月セルソース入社。再生医療安全性確保法等の法務対応支援コンサルティングに従事し、現在は提携医療機関新規開拓のための営業リーダーを務める。

子育てをしているメンバーと共感できることが増えた

ーー始めに、お二人が育休を取得しようと思ったきっかけを教えてください。
 
清森:
私は元々、2人目の子どもが生まれたら育休を取得しようと思っていました。1人目の子どもはセルソースに入社する2週間前に生まれたのですが、当時は新しい仕事に慣れることに精一杯で、あまり育児に携わることが出来ませんでした。

もし2人目が生まれたら、仕事と育児の両立を全て妻に任せる訳にはいかないと思っていたので、妻が2人目を妊娠し安定期に入る少し前に 、予め上司には育休を取得することを相談していました。

羽賀
私の場合は、妊娠中の妻に病気が発覚したことがきっかけでした。産後も通院が必要な状況でしたので、当時の上司に包み隠さず家庭の事情を相談しました。社外含めた様々な制度に精通している管理部の皆さんからもアドバイスを受け、育休制度を利用することにしました。会社の皆さんに親身に相談に乗ってもらえ、本当に有難かったです。
 
 
ーー育休を取得することについて、周囲の反応はどうでしたか。
 
清森:
セルソースのメンバーからの否定的な意見は一切ありませんでした。かなり早い段階で育休取得を決めていたということもあり、業務の引継ぎもスムーズに進みました。準備期間が十分にあったことは良かったと思います。

セルソースには子育てをしながら働いているメンバーが多いということもあり、皆さん気持ちよく送り出してくれたように思います。また、管理部という立場も相俟って、育休を取得してからは育児と仕事の両立に関する相談をよく受けるようになりました。そういった相談に対して、自分自身の理解がより深まったのは凄く良かったなと思います。

子育てと仕事の両立で業務効率への意識が上がった

ーー育休中、日々の生活はいかがでしたか。
 
羽賀:
約1年間の育休期間中は、子どもの成長に合わせて概ね3ヶ月毎に生活リズムが変わりました。子どもが生まれた直後は 3時間置きに1回ミルクをあげるのですが、思うように飲んでくれなかったり、飲んだあと寝付いてくれなかったりして・・・。その合間に家事もこなさないといけないですし、とにかくバタバタで大変でした。
 
清森:
私は妻と分担して育児と家事をしていましたが、妻は夜中も授乳 を していたので、日中は休んでもらうようにしていました。日中は私が買い出しや、洗濯、料理など家事全般をこなしつつ、夜は上の子 を寝かし付けていました。

ーー業務から一気に離れることになったと思いますが、どうでしたか。

清森:
「業務から離れる」ということに慣れていなくて、最初は少しソワソワしていました。
 
しかし、育休中は会社のメンバーも気を遣ってくれて、業務について問い合わせが来ることもほとんど無かったです。実際には期間中に1回~2回電話が鳴った程度で、それも本当に対応が必要な案件だけでした。それ以外は、分からないことは部内で調べたり私以外の方に相談したりして業務を進めてくれました。
 
ーー育休から復帰して、業務・仕事への影響や変化はありましたか。

羽賀:
業務効率への意識はかなり高まりましたね。特に、各タスクの期限は常に意識しています。業務上、様々な方と面談することがありますが、スケジュールを工夫して内勤だけを行う日を作る等、家庭事情も考慮した仕事の進め方を実践できていると思います。

休職前も復職後も活躍できる場所がある

ーー育休を振り返ってみて、いかがでしたか。
 
清森:
家事、育児をしっかり経験できて、理解が深まったことは本当に良かったです。育休制度を取得したお陰で、今でも妻と家事を分担できています。

また、改めて「母」の大変さが分かった期間でした。家事や育児は大変でしたが、2人目が凄く懐いてくれて「ママ」より「パパ」と言うのが早かったのは凄く嬉しかったです(笑)。
 
羽賀:
私も育休を取得して、とても良かったと思っています。

それまでは仕事中心に生きていたので、育児のことを深くは分かっていなかったです。子どもをお風呂に入れることも、そこまで大変なことだと思っていませんでした。実際に自分でやってみて、その大変さが分かりました。
 
育児や家事の苦労が分かったからこそ、家族円満な生活に繋がっていると思います。
 
ーー育休について考えておられたり、気になっている方々に向けてメッセージをお願いします

羽賀:
男性に限らず育休を推奨する世の中になっていますが、セルソースは特に育休を取得しやすいカルチャーだなと思います。

育休を取得した1年の間に会社の環境やメンバーもがらりと変わっていましたが、セルソースは私の復職後のプランをしっかり考えてくれていていました。
 
そのお陰で復職後もすぐに業務に打ち込むことができ、復職した2022年にそのままCellSource AWARDSを受賞するだけの成績を収めることが出来ました。もし復帰後にまた一からやり直していたら当然達成出来なかったことであり、心から周囲の皆さんに感謝しています。

CellSource AWARDS 2022 受賞時

清森:
育休制度は法律でも認められている“権利”ではありますが、実際に取得しようと思っても何かと不安になってしまうことも多いと思います。

セルソースは育休取得に対して理解があるカルチャーですし、復職後も家庭と仕事を両立しながら活躍できる場が整っていることで、とても安心して日々を送ることができますね。

編集後記
育児パパであるお二人が、終始共感し合っていた今回の取材。筆者も、時にはアドバイスを貰いながら興味津々で聞いていました。「育児は大変だけど、子供は本当に可愛いよ。」と語るお二人の笑顔が本当に印象的で、幸せな空気が漂う取材でした。
 
育児休業を取得する以前よりも増して活き活きと働いているお二人。その前向きな姿勢が、セルソースのポジティブなカルチャーを形成しているのだなと改めて感じました。